サバナクロー寮 ページ3
「...サバナクローの奴らはこっちだ」
少しダルそうにしながら指示を出すレオナ.キングスカラー寮長に案内をされて棺の部屋を出る
...にしてもさっきはびっくりしたなぁ
遅れて同じ新入生が登場したと思えば魔力がないから寮が振り分けられないって言うし、それなら俺によこせって小動物が暴れるし
おかげで軽く火の海となった場を先輩の方々が収めてくれたから良かったが...
なんか気分的に疲れたな...
そんな想いを持ちながらもとぼとぼとついて行くと、いくつもの鏡が置かれている場所に着いた
どうやらこの鏡から寮に入るらしい。珍しいつくりだなぁ...
鏡をくぐると、そこには慣れ親しんだサバンナのような光景が広がっていた
実際分かってはいたけど、魔法って便利だよな
そのままゾロゾロと寮の中へと入っていき、簡単に説明を受けると、どうやら今日は終わりらしく、各々振り分けられた部屋に入ることと言って寮長は去っていった
ここの寮長...すごい自由人だぁ...
________
____
『俺の部屋は...あ、ここか』
その後、うろちょろと探し回った結果無事見つかった部屋に入室する
どうやら二人部屋らしく、まだルームメイトは来ていないようだった
『先に準備しちゃうか』
やる事も特に無いしと配布された制服や今日来た式典服とやらをクローゼットにかけ、教科書とかを机に並べる___前に動きを止める
『もしルームメイトがこっちの机がいいと言ったらどうしよう...』
そんな子供っぽいことをと思うかもしれないが、戦いというものはいずれも初めは小さな事だったりする
なるべく物理的衝突を裂けたい俺としてはなるべく関わりたくない事だ
という事で、クローゼットは既に閉まってしまったので諦め、その他の荷物はあまり広げないようにして
暇な時間をボーッと過ごした
その数分後、扉が開いたのでそちらを見てみると、オオカミの耳としっぽを持った白銀の大男が立っていた
うっわぁ...いかつい
この寮にはいかついやつしかいないのかとさっきまで周りにいた奴らを思い出しながらその獣人に近づく
『初めまして。俺はチタ.レオパルド』
「...ジャック.ハウル」
そう一言だけ告げると、トコトコと部屋の中に入っていき、空いているもう一つのクローゼットへ制服等を仕舞い始めた
どうやら細かい事をとやかく言う奴じゃ無さそうだ
少し張っていた力を抜き、俺も自分の支度を始める
どうか無事に学園生活が送れますように
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか!!!ありがとうございます!!私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!!!! (2020年6月22日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです!更新頑張ってください、楽しみにしてます!! (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年4月26日 4時