作戦開始 ページ16
マジカルシフト大会、選手入場の時間帯___
俺は今、ジャック達と共にサバナクロー寮の中にあるマジフト場の通路に隠れて、レオナ先輩達の様子を見ていた
どうやら会場の方では動きがあったらしく、盗み見たモニターから突進してくる観客にもみくちゃにされるディアソムニア寮の選手達の姿が見えた
随分と大掛かりな作戦をたてたなぁ...観客を使おうなんて考えるなんて...
その思い切りの良さに関心していると、ラギー先輩が戻ってきたらしく、レオナ先輩に作戦の出来を聞いていた
その内容を聞く限り、レオナさんのたてた作戦は成功したようで、寮生がラギー先輩の掛け声と共にバンザイと喜んでいた
いつ出ていくのかと横に目を逸らすと、一緒に隠れていたリドル先輩がGOサインを出したので、全員で外に出る
「話は聞かせてもらったよ」
まさか俺たちがいるとは思っていなかったのか全員が驚いていた表情を浮かべていた
「これはこれは、ハーツラビュルの皆さんがお揃いで。それにそこにいるのはウチの1年坊達じゃないか」
レオナ先輩の冷たい目が俺ら二人に向けられる
「ハーツラビュルに転寮したのか?」
「俺はただ、今のあんたたちと肩を並べたくねぇだけだ」
『俺は今回のやり方が好きじゃないので』
「そこの犬っころと同室のお前も怪しいと思ってたんだ...この裏切りもんが!」
吐き捨てるように言われた言葉に少し苦しくなる
だけど今は動揺している場合じゃない
小さく息を吐くと、少し落ち着いてきたので顔をあげた
その後、リドル先輩が前に出て今回の作戦を否定すると、レオナ先輩達は何とも悪い笑顔で遊んでやると言い、周りにいた寮生達が襲いかかってきた
『皆さん...血の気が多いことで』
向かってきた奴らはそこそこ数がいたものの、リドル先輩のユニーク魔法を中心に簡単に倒すことが出来た
ってかあの人強すぎ。何、魔法を封じるって...ほとんどリドル先輩が倒してるんですけど
「チッ...やっぱりこいつらじゃリドルの相手は無理か」
「シシシッ!でもこんなことしたってどうせディアソムニアのヤツらはもう手遅れッス!」
寮生が負けるのは想定内だったようで、二人して勝ち誇ったような笑いをしている
確かに...モニターでは巻き込まれてはいたけど、あれは____
「ほほう?それは興味深い話じゃ」
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか!!!ありがとうございます!!私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです!!これからもよろしくお願いします!!!! (2020年6月22日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです!更新頑張ってください、楽しみにしてます!! (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:カイルマ | 作成日時:2020年4月26日 4時