勉強会 ページ26
「そうだ、この問題分かりますか？」
ジャックがそう声をかけると、ラギー先輩はどれッスか？とノートを覗き込み、レオナ先輩はラギー先輩がここに留まろうとしている事にはぁ？というような顔をした
「あぁ〜、この問題は難しいッスよね」
そう言いながらも、ここはこうして〜と分かりやすく説明してくれ、すんなりと解くことが出来た
『すっご！これ全く分からなかったのに！』
「ラギー先輩あざっす！！」
「こんくらい大したことじゃないッスよ〜」
照れてるのかなと揺れているしっぽを見つめながら思う
ってかラギー先輩達と課題やれば分からない問題を聞くことが出来るのでは？レオナ先輩も頭いいらしいし
『あの先輩方』
その呼び方に自分も含まれている事が分かったのか水場の近くで昼寝をしていたレオナ先輩の耳がこちらに向いたのが見えた
「何スか？」
『もし良ければなんですけど、一緒に勉強しません？』
その言葉にレオナ先輩は明らかに嫌そうな顔をし、ラギー先輩はそこまではいかないものの、めんどくせぇっといった顔をした
しかし何やらラギー先輩の中で葛藤があったようでウゥ〜...と唸りながら少し悩むとしょうがない、とため息をついた
「いいッスよ」
『え、いいんですか？』
さっきの表情から承諾してくれるとは思っていなかったので、少し呆けたリアクションをしてしまう
「チタくんには恩もあるし、オレもテスト勉強しなきゃいけないのは事実ッスから。今回だけッスよ」
恩...？何かあったっけ？
どうやら思考が顔にそのまま出ていたようでマジフト大会の時ッスよと教えてくれた
...あ、レオナ先輩から助けた時か？
『...あぁ、別にあれくらいは気にしないでも』
「オレが気にするんス！ジャックくんにもお世話になったし」
意外と律儀なのか、ただただ借りをつくっておきたくないのか...まぁ参加してくれるって言うし、どうでもいっか
「レオナさんはどうします？」
「寝る」
あまりの即答に思わず笑ってしまう
俺らに背を向けて我関せずという意志を見せるレオナ先輩にラギー先輩は近づくと隣にしゃがみ込んだ
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カイルマ(プロフ) - あずささん» ほんとですか！！！ありがとうございます！！私も自分が考えたにも関わらず結構好きなキャラなので、そう言って貰えて嬉しいです！！これからもよろしくお願いします！！！！ (2020年6月22日 16時) (
レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
あずさ(プロフ) - ん"ん"チタくんめちゃくちゃ可愛くてすちです！更新頑張ってください、楽しみにしてます！！ (2020年6月22日 4時) (レス) id: c43d6d3e45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：カイルマ | 作成日時：2020年4月26日 4時
