朦朧とした中での失態 ページ17
コナンside
「コナンくん。料理出来たけど斎田くんも食べるか聞いてきてくれる?」
「...うん、分かったよ」
蘭に言われて斎田が眠る事務所に向かう
今の時間は8:00、斎田が眠ってから約二時間が経過している
蘭は斎田を泊めさせる気満々だが...俺はなるべく近くにはいて欲しくないのが本音だ
殺気といい、動体視力といい、ナイフ術といい、斎田が裏の世界の人間だと疑える要素が多すぎる
これは俺の考えすぎかもしれない
あいつの事は幼稚園から見てきたが、家族が大好きなクールな奴って印象しかなく、とても人を殺すような奴には見えなかった
だが、もし本当に斎田が裏の世界の奴ら、最悪の場合黒の組織の一員だった場合、俺や灰原の情報を渡すわけにはいかねぇ
だから早めにあいつの正体をはっきりさせねぇと
事務所の扉を開ける
するとソファでスゥスゥと小さく寝息をたてながら斎田が眠っていた
『...こう見るとただのワケあり高校生なんだよな』
俺は斎田の頬をペチペチと弱く叩きながら呼びかける
『A兄ちゃん、起きて!』
斎田の事をA兄ちゃんって呼ぶのやっぱ慣れねぇな
そのまま叩き続けてると斎田の目が薄く開いた
『起きた?ご飯だよ!』
意識がはっきりしてないのかしばらくボーッとした後、俺の頭に手を乗せ、撫で回し始めた
「工藤じゃねぇかぁ。久しぶりぃ」
寝起きだからかゆっくりとした口調で俺の事を工藤と呼ぶ
きっと昔の姿と重ねてんだな
『A兄ちゃん!僕、コナンだよ!』
「コナン...?」
斎田はまたもやボーッと虚ろな目で俺を見た後、何かが閃いたような顔をした
「そうだった。お前って確か薬で小さくなったもんなぁ」
『...え?』
2518人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「名探偵コナン」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カイルマ(プロフ) - 夕寝さん» 評価ありがとうございます!そう言ってもらえてとても嬉しいです!更新は私がネタを思いついたら書いていこうと思っているので待たせてしまうと思いますがこれからもよろしくお願いしますm(*_ _)m (2019年8月15日 10時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
夕寝 - 評価300票目、いただきました!なんといっても主人公かっこいいし、たまに感動シーンなんかもあって、面白いです!更新待ってます(^-^)/ (2019年8月13日 6時) (レス) id: d107631cec (このIDを非表示/違反報告)
カイルマ(プロフ) - 妹系長女さん» ありがとうございます!!!神小説だなんて。゚(゚^ω^゚)゚。これからもよろしくお願いします!!!! (2019年7月27日 16時) (レス) id: 236f2f52e9 (このIDを非表示/違反報告)
妹系長女 - やっぱり面白いですっこんな神小説に出会えて嬉しいですっ更新頑張って下さいっ (2019年7月25日 22時) (レス) id: 2d0849d162 (このIDを非表示/違反報告)
唯、今、デス - ありがとうございます、頑張ってください! (2019年7月15日 10時) (レス) id: fbe2f2b326 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:カイルマ | 作成日時:2019年6月14日 20時