◆ ページ30
外は人が賑やかだからって「屋上行こっか」と言う先輩。
屋上って…。
ちょびっと緊張しちゃうなぁ。
階段をいくつか登ったら屋上への扉が見えてくる。
よいしょ、とそのドアを開けば涼しい秋の風がぶあっと髪を揺らした
誰もいないと思っていた屋上には、少しだけ人がいる。
…カップルが多いけど。
地べたに座った先輩は、手で地面をはらって私の場所を綺麗にしてくれる
なんて優しいの。
また好きになっちゃってる。
雅紀「Aちゃんはマヨネーズつける派？」
『つける派です』
雅紀「俺とおなじだ」
そんなことにも嬉しくなるのは、きっと恋のせいです。
胡座をかいた雅紀先輩の肩が触れる。
心臓がいちいちうるさいのは、先輩がタキシードだからかな。
先輩がたこ焼きをパクっと食べたら熱すぎたのか涙目で私を見てくる。
そんな姿に笑って私もパクッと食べたら思ったよりも熱くて先輩とおんなじ状態になった。
そんな私を口いっぱいにして笑う雅紀先輩。
こんな甘い空間に、幸せすぎて蕩けそうになった。
私、今なら死ねるなんて、
大げさに思ってしまうのは仕方ないよね。
雅紀「Aちゃん」
たこ焼きも食べ終わってたわいないお話をしてた時、突然真面目な顔になる雅紀先輩。
『どうしたんですか？』
雅紀「この前の、さ…」
突然先輩の口がしどろもどろになる。
この前のって、私が先輩に勢いで告白しちゃったやつ？
…そうじゃん私、先輩に告白したんじゃん。
普通に接してくるもんだから、忘れてたよ。
雅紀「…ほんと、なんだよね？」
『…え？』
雅紀「その、Aちゃんが俺のこと「雅紀っ…！！」
突然のその声に無意識にビクッとなる体。
ああ、まただ。
私はまた。
雅紀「…梨花？」
梨花「もー、どこ行ってたの？ずっと探してたのに…。」
またアナタ。
私と目が合い、そう嫌味っぽく言う梨花さん
梨花「雅紀、翔くんたちが呼んでる。
人足んないって」
だから戻った方がいいよ、って雅紀先輩に言うと、
先輩は「まじで？」と焦った様子。
雅紀「ごめんAちゃん、また後でね！」
そう言うとバーーッと走って帰ってしまった。
先輩、行かないでよ。
梨花さんと2人にしないで。
梨花「Aちゃん」
『はい』
梨花「貴方、どーゆーつもり？
言ったわよね、雅紀に近づくなって。」
『…』
梨花「雅紀は、私のモノよ」
神様は残酷だね。
どうして今なの。
…今じゃなくたって、いいじゃん。
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さら☆(プロフ) - お久しぶりです！こちらは、これでお話完結でしたでしょうか？また相葉先輩に会えたら嬉しいです！（泣） (2019年9月5日 2時) (
レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
さら☆(プロフ) - 番外編もニヤニヤして読んでしまいました★続きを楽しみにしていますね(*^^*)こんな素敵な先輩とお兄さんが居たら、どんなに幸せな青春だったのだろう…☆主人公ちゃんが羨ましいです！ (2019年2月19日 1時) (レス) id: 2ea785f477 (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - わーー(＞＜)すごいところで(＞＜)もう続きが気になってソワソワしてます(＞＜) (2018年12月29日 20時) (レス) id: faf246fb32 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - コメさん» コメさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)相葉ちゃんかわいいですよね(;_;)。これからも頑張ります、ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
ぽん(プロフ) - さら☆さん» さらさん、コメント頂きありがとうございます(;_;)二人揃って鈍感で大変ですね、笑。大好きなお話のひとつなんて、、嬉しい限りです(;_;)ありがとうございます！ (2018年12月21日 20時) (レス) id: 8630c905a0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Ruru | 作成日時：2018年8月7日 22時
