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03.悪魔は責任感が強い ページ4
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「ふーう、食った食ったっ！」
「.....お前、覚えてろよ？」
空になった財布を持ち、恨めしい思いで睨みつける。
結局おそ松は、売店でパンを10袋程、ラーメンまで私に奢らせたのだ。
「.......腹もいっぱいになったしそろそろ帰るか！」
「.......」
にこにこと、満足そうに笑うおそ松を叱ることが出来ない私は甘いのかもしれない。
「今日のお礼に家まで送ってよね」
「はいはい」
こんなこと言わなくても自然と私を家まで送ってくれることはわかっているがあえて言う。
私とおそ松は並んで歩き出した。
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もうそろそろ家に着く、といったところで、私は足を止めた。
「.....あ、やば」
「なに？どしたの？」
どうして今になって思い出すんだ。
明日気づいても怒られるくらいで済むのに。
「........先生に呼び出しくらってた」
「え、なになに
お前なんか悪いことでもいたの？」
「するわけない」
そう言うと同時に元来た道を歩く。
「え、おい
まさか戻るつもり？」
「うん、先に帰ってて」
責任感の強いせいか、私の頭にはすっぽかすという選択肢はなかった。
「じゃっ、オレもいくー」
「は？」
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作者名：りわ | 作成日時：2018年4月18日 20時
