【銀魂】妻の名前が呼べない夫

ばんがいへんっ！ ページ27

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醜い嫉妬心だ。









｢お願いだから、私の顔を見ないで｣






きっと、今凄い顔をしている。



ぐしゃぐしゃに顔を歪めて。





そんな姿を愛する人に見せてたまるものか。









｢ったく。


来い。｣






半ば強引に連れてかれる。



万事屋と桂さんは呑気に手を振ってる。








｢晋助さん。



降ろしてください。




私は貴方と一緒にいたくないです。



それに、わたしはおうの様ではありませんよ。｣






｢だーかーら。俺が愛してるのはAだけだっつってんだろ。｣







｢そんな言葉信じませんから。｣







冷たく言い放すと彼は強引にキスをしてきた。






でもそれはとても不愉快なものだった。






唇をゴシゴシと拭いて彼に言った。




｢私は道具じゃない。








ちゃんと、愛してくださいよ。





なんでいつも私ばかり愛さなければならないんですか？




貴方はいつも愛をくれないじゃないですか。


遊廓へふらふらと行ったり、先ほどみたいにおうの様とまだ恋仲だったり。






貴方の愛してるは宛になりません。






言葉なんかいらないから愛してくださいよ。｣







｢おうのとは別れたってんだろ？｣




｢じゃあ！なんでキスしてたんですか？｣






｢キスなんざしてねぇよ！｣

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