バーコード ページ10
「あ、昨日のお姉さん…だよね？」
とうとう男の子が私に話しかけてくる。
…どうしよう。無視するわけにはいかないし……。
少し慌てている時だった。
渉「ん？なんか今そこから声しなかった？“あ、昨日のお姉さん…だよね？”って。」
それを聞いた男の子は、少し驚いた顔をする。
そして口を開く。
「ぼ、僕の声、聞こえますか！？」
渉「わっ、また聞こえた…！どこに居るのかわかんないけど、聞こえる」
どうやら渉は、男の子の姿は見えないけれど、声は聞こえるらしい。
貴「…渉。今から私が言うことは真剣に聞いて」
私がそう言えば渉は不思議そうにこちらを向き、ちゃんと私の目を見てくれる。
貴「…実は、ここにぱっと見10歳くらいの、白い髪の毛で赤い目でほっぺにバーコードがついた男の子がいる。」
私は男の子がいる場所を指差す。
渉「……は？え、ちょ…」
貴「私は声も聞こえて姿も見えるけど、渉は声しか聞こえないみたいだね…。」
渉「……ごめん、ちょっとよくわかんないわ」
貴「…まあ、急にこんな事言われても戸惑うよね…。」
渉「…悪りぃ、ちょっと状況を整理したいから、先帰る。」
貴「あ、うん。気をつけてね。」
私がそう言うと、渉は頭をかきながらスーパーを出て行った。
…ちょっと説明するのが唐突すぎたかな。
ごめんね渉。
心の中でそう謝っていると、不意に制服の袖を引っ張られた。
振り向くと、男の子が私の制服の袖を引っ張りながら、こちらを見ていた。
「さっきの、誰？」
貴「私の友達だよ。…あ、そういえば君の名前は？私は酒井A。さっき居た茶髪に緑の目の人は浦田渉。」
「ぼ、僕は相川真冬」
貴「真冬かあ。まふ助、まふ太郎、まふ吉、まふノ助、真冬。呼び方どれがいい？」
「一択ですよね笑」
貴「了解、まふ助ね。」
私がそう言うと、困った顔をしたまふ助。
いや、冗談流そうよ笑
貴「冗談だって。私のことは呼び捨てでいいよ。」
ってそんなことより。
話さなきゃいけないことと聞かなきゃいけないことが沢山ある。
・
こんばんは、雛紗ですっ！
お気に入りの通知がすごくて感動です()
見捨てないで読んでくださると嬉しi((殴
いえ、なんでもないです！
つまらなかったらどうぞポポイのポイポイポイしてください！はい！←
この度は、この作品を読んでくださり、誠にありがとうございますっ！
よかったらこれからもよろしくお願いしますっ！
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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (
レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます！！！！ (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい！ずっと待ってました！これからも楽しみにしています！ (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…（コメ欄言うことじゃない←）なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
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