バーコード剥がしてやるよ【まふまふ】

バーコード ページ7

翌日。
今日も学校。


いつものようにアパートの近くの電柱の前で渉と待ち合わせて、一緒に学校に向かう。


うっひゃー朝日が眩しいそして暑い。



貴「あ、かぼちゃの煮付け、すっごく美味しかったよ。ご馳走さま」


渉「おう…。(実は昨日早く帰った理由が母さんとかぼちゃの煮付け作るためだったとか言えない)」


何故だか赤くなる渉。


大丈夫かこいつ…？？




あ、そういや…



貴「…今日、英語の小テストじゃね？」


渉「…ｸｿﾜﾛﾘｯｼｭ」


貴「しょーがない、共にノー勉で挑もう」


渉「黙れ学年トップ。」


貴「悪いな学年2位。」


そう、こう見えて(どう見えてだよ)私と渉はテストのツートップ。



まあノー勉でも大丈夫でしょうよ。(ドヤ顔)




ってか時間やばいかも。




貴「…さて、早く行かないと遅れるし、渉、走るよ。」


そう言って渉の手を引いて走り出す。



渉「、わっ、お、おう…」




二人で学校まで急いだ



・


1時間目の英語の小テスト、2時間目、3時間目、4時間目を終え、給食の時間。


うちの学校は給食の時は自分の席で黙って食べるスタイル。



…うん、つまらん。




給食の時間終わるまでだらだらとしたお昼の放送を聞かなければならない。




《こんにちは、お昼の放送の時間です。しらす(°∀。)皆さん、給食を美味しくいただいていますか？しらす(°∀。)今日の献立は、しらす(°∀。)、しらす(°∀。)》




…放送委員さん、大丈夫か？おい。




…つかさっきから左隣からくっちゃくっちゃ食べる音がクッソうるさいんだけど。



私の左隣の席の人は、このクラスの、いわゆるぶりっ子。見た目はまあいい方だと思うけど。



本当にくっちゃくっちゃうるせぇ。




私の右隣の席の渉に視線を送ると、渉は気づいてくれた。



渉(どうした？)


貴(いや、私の左隣の席の人がくちゃくちゃうるさくてさ。)


渉(あーね。その音ここまで聞こえるわ)


貴(まじか。あ、生姜焼きいらないんだったら頂戴。)


渉(別にいいけど…)



(二人はアイコンタクトで会話をしています。)



私は渉のお皿から豚肉の生姜焼きを取って、口に運ぶ。




うんまっ！！！！！！！



このビックリマークをあんまり使わない私がビックリマーク使ったんだからよっぽどだよ。




…左隣のぶりっ子さんから痛いほど視線を感じるのだが…。





…まあいいや。






よし、給食食べて昼休み終わって授業頑張ったら、スーパー行こっと。

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