バーコード ページ6
帰宅して、晩御飯の準備を済ませて、作ったものにラップをかけて、一人椅子の上に座る。
…さっきのスーパーでの出来事…夢、か…？
いやいやいや、それは絶対にない。ちゃんと触ってたし。
なんであの子があんな状態になっているのかはまったくもってわからないけど、他の人に姿が見えないのなら、私がなんとかするしかない、か…
ってなにヒーローぶっちゃってんの私っ！！
自分で自分のほっぺたをビンタする。
地味に痛い。
…あ、そういえば、あの子の名前聞いてなかったな…私も名乗ってないし。
ま、明日は部活ないって渉が言ってたし、一応渉も連れてスーパーに行こう。
そう決心した。
ピーンポーン
ん、誰だろ
貴「はーい」
ガチャッ
扉を開けるとそこには、両手でタッパーを持った渉がいた。
あ、因みに私と渉は同じアパートに住んでる。
私が一階の一号室で、渉が二階の二号室。
貴「あれ、渉じゃん。どしたの？」
渉「ああ、いや、母さんがこれ持ってけって言うから…」
照れ臭そうに顔を背け、タッパーを差し出して来る渉。
中には美味しそうなかぼちゃの煮付けが入っていた。
貴「うわあ…美味しそう…。ありがとう。おばさんにも伝えておいて」
渉「お、おう…」
何故か渉がみるみる赤くなっていく。
貴「…赤いけど熱でもあんの？」
渉「ばっばか！なんもねーよ！！！」
とか言っても、顔は赤くなってる一方で。
貴「あ、まさか好きな人でもできたか。好きな人の事を今急に思い出したのかなあぁ？」
渉「…」
貴「はいずーぼーしー、うーめーぼーしー、にーぼーしー」
渉「…帰る」
あ、ちょっとからかい過ぎたか。
少し罪悪感を持ちつつ、私は頷く。
貴「わかったー。あ、明日放課後スーパー行こうね」
渉「お、おう。じゃあまた明日」
貴「またねー」
軽く挨拶をして、私はドアを閉めた。
渉から受け取ったタッパーを大切に持ち、テーブルまで運ぶ。おばさんのかぼちゃの煮付け、すっごく美味しいんだよなあ…。
本気でほっぺたが落ちるかと思うくらい。
…そーいや渉の好きな人って誰だろ。
私は恋とかした事ないから、ぶっちゃけどういう感覚なのかよくわからないけど。
まあ応援したいとは思う。
…さーてと、宿題でもしよっと…
・
・
・
・
渉「……A。俺の気持ち、いい加減気づけっつーの。ほんと、鈍感野郎…」
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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (
レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます！！！！ (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい！ずっと待ってました！これからも楽しみにしています！ (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…（コメ欄言うことじゃない←）なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
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