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バーコード ページ24

貴「…相川…美冬?」

ま「うん」

いつものようにお菓子売り場に行くと、真冬が少し俯きながら打ち明けてきた。

昨夜、真冬によく似た容姿の女の子、“相川美冬ちゃん”という子が、真冬の肩を掴んで「ここから出さない」と告げてきたそうだ。


…これは絶対に真冬がここから出られないのと、バーコードがついてるのと関係のある情報だ。



渉「相川美冬か…まふおの名前にめっちゃ似てるなあ…」

渉も腕を組み、眉をひそめて考えている。

貴「真冬、その女の子に心当たりとかない?友達とかにそんな名前の子とか、いなかった?」

私がそう聞くと、真冬は小さく首を振ってこう言う。

ま「全然心当たりもないよ。初めて聞いた名前。」

真冬の答えに余計に頭を抱える。
過去に真冬と関わりがあるのなら、色々特定できそうだけど、真冬には心当たりがないと。

わかるのは、名前、容姿。あと声。
その三つだけだ。

そこからどうやって女の子の情報を得ればいいのだろう。


容姿も名前も似ているのなら、“血の繋がりのある人物”、なのか…“あるいは鏡の世界の自分”、的な存在なのか…。


うーん…見当もつかないな。


貴「…取り敢えず、またその子が現れたら情報頂戴。あ、あとさ。私ら明日終業式でさ、夏休みに入る。

だから明日の放課後、真冬の家を探しに行ってみるね。何か情報を得られるかもしれないし。」


私がそう言うと、真冬は苦笑いを浮かべながら口を開く。

ま「ありがとう!…迷惑ばかりかけて、本当にごめんね。二人とも。」

そう言って俯く真冬。

真冬の言葉に渉が先に口を開く。


渉「気にすんなって!俺らもやりたくてやってるわけだし。逆にお節介すぎたらごめんな?」

渉…折角かっこいい事言ってるけどさ……真冬がいるの、渉が向いてる方向と逆のとこなんだよね…w


貴「渉、真冬がいるのこっちだよ笑」

私が真冬の立ち位置を指差すと、渉は慌てて真冬の方を向き直す。

真冬も可笑しくて思わず吹き出していた。


渉「ちょ!笑うなって!!!!見えないんだから仕方ないだろ!!」


渉は顔を赤くしてプンスカプンスカ怒っている。

貴「ごめんって。…よし。じゃあ取り敢えず今日は一旦帰って、明日の放課後に備えるね。」

ま「うん、ありがとう!」

渉「またな!」


そうして私はじゃが◯ことその他お菓子の入った買い物カゴを持ってレジに向かった。

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雛紗(プロフ) - 間に合っ…てないですねすみません、 (2020年2月29日 0時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 朔夜さん» ひょわああありがとうございます!!!! (2020年2月13日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
朔夜(プロフ) - おかえりなさい!ずっと待ってました!これからも楽しみにしています! (2020年2月13日 22時) (レス) id: e3cb926ca0 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» なんか天使が来たわ (2018年10月9日 22時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - *Momijiさん» ネット上ではね…笑 リアルの世界ではもうなんか要らんものみたいに扱われて辛いでござる…(コメ欄言うことじゃない←)なのでネットが生き甲斐なのでござる)^o^( (2018年9月11日 11時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雛紗 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2018年7月19日 23時

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