父さん ページ1
朝。
相変わらず小鳥のさえずりは聞こえないけれど、朝日の光を浴びて目を覚ます。
…あれ、私ソファで寝ちゃったんだ。
父さんは…もう仕事に行ってるみたいだね。
テーブルの上には、バランスの良い朝食と、交換ノート。
…あ、ノートに書くこと学校で見つけなきゃだね!
さてと、支度しよっと。
・
学校到着。
あ、思い出した私は1年3組だった。
上履きを履いて、廊下を歩くと、一年生と言う名の小人の群れの中に、一人でかいのがいた。
貴「あ、ゆー兄!おはよ」
悠「あ、おはよっ!」
いや、ゆー兄身長何センチあんだよ、小6にしてはでかいな…
背高い人見てると首痛くなるな。
悠「今日からさ、放課後に音楽室で練習しよーよっ!先生には許可とってるからさ」
貴「了解。練習しよー!」
よし…!ノートに書くこと一つみっけ!
悠「じゃあまた放課後にねー!」
貴「うん、ありがとう」
ゆー兄は高学年の校舎の方へ行った。
さーてと、教室入ろ。
私がガラッと教室のドアを開けても、誰も反応しない。
…まあ、クラスに友達いないからね。
私は迷いなく自分の席に座って、ランドセルの中身を出す。
教科書、ノート、ブルーの筆入れ、図書室で借りた料理の本…。
…あ、この本は返して図書室で新しい本借りようかな。
昼休みに図書室行こっと。
また書くことみっけ。
私はランドセルの中のものを机の中に入れ、ランドセルを机の横にかける。
…さてここからが暇なのだよ。
朝の会はじまるまでぼっちなのようふふ←
とか考えてたら私の席に担任の先生(女)が来ていた。
先「一ノ瀬さん、ちょっと先生と来て?」
そう言って私に笑いかける先生。
私は頷き、先生についていく。
え…私怒鳴られる感じっすかね←
先生について行くと、そこは職員室だった。
先生が職員室のドアを開ける。
と同時に、職員室の中から冷たい風が廊下に漏れてくる。
うわーめっちゃクーラー効いてんなー職員室。
先生達だけずるいぞぶーぶー。←
先生はそのまま中に入って行き、私もそれに続く。
先生は自分のデスクの上に手荷物を置き、くるくる回る椅子に私を座らせる。
ヒャッホーウ、ぐるぐるだぜー…とかはしないよ(真顔)
先生はかがみ、下から私に目線を合わせる。
顔は笑顔だ。
先「…一ノ瀬さん、お友達は欲しくない?」
あ、成る程。そういうことね。
…また書くことみっけ。
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雛紗(プロフ) - 心愛さん» 嬉しいコメントありがとうございます! (2020年1月18日 20時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってますので戻ってきてください!応援してます! (2018年12月4日 21時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - Aliceさん» ちなみにありすのボイメはほぼ保存しとるぞい←変態 (2018年10月29日 23時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
雛紗(プロフ) - 月夜桜さん» わわ!コメントありがとうございますっ!最近なかなか更新できてないのですが、出来る限り頑張ります!そう言っていただけて嬉しい限りです! (2018年10月14日 20時) (レス) id: db311f7197 (このIDを非表示/違反報告)
月夜桜 - 面白かったです!続き楽しみにしてまーす! (2018年10月13日 21時) (レス) id: d530b8b740 (このIDを非表示/違反報告)
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