器用貧乏の五手 ページ8
川を降りながら
でも少し川を離れながら歩いていると青い海と岩柱の上にある集落を見つける鈴木
歩くスピードを速め歩いていると違う川に出る
川では金髪の少女が水を汲んでいた
背に盾のようなものと短刀のようなものを背負っている
(早く水を汲んで千空達のところへ戻らねば)
「こんにちは、お嬢さん
少し話を聴いてもいいかい？」
金髪少女の耳元で声がする
間合いを取りながらバッと振り返る少女
「ｯ!?
君は何者だ！」
そう言って戦闘態勢に入る少女
背負っている短刀のようなものを抜こうとする＿＿＿＿＿も
「なっ!?」
「あぁ、悪いね
ほら、平和的に話したいだろう？
だからコレ、少し拝借させてもらったよ」
そう言ってニコリと人当たりのいい笑顔を浮かべ両手に持っている短刀のようなものをヒラヒラと揺らす
(ほら、武器があったら対等に話せないだろ？
それにしてもこの身のこなし、おかしすぎる
短期間で身につくようなものじゃない
だいぶ前に石化が解けたのか？にしては持っている物に年季が入ってる
先に石化が解けたヤツの子供か？
謎が多すぎる、まずは情報収集だな)
人当たりのいい笑みを浮かべ平和的解決を望む鈴木をよそに少女はより警戒心を固める
気配もなく背後を取られ、あまつさえ唯一の武器を取られたのだ
冷静でいられるわけがない
「それをっ、返せ！」
ヒュッと風の切れる音がすると足蹴りを喰らわず少女
あらら、と難なく攻撃を躱す鈴木
「あぁ、そう怒らないでくれよ
綺麗な顔が台無しだよ？
あ、そうだ！こうしよう！
とても名案だと思うのだけど･････」
キレキレな攻撃を受けるも難なく躱しながらペラペラと言葉を並べる鈴木
しかしながら少女は聞く耳を持たない
すると鈴木は
あぁあ
と、声を漏らす
「手荒な真似はしたくなかったのだけど＿＿＿＿＿」
体勢を立て直した少女との間合いを一気に縮め脚を払う
頭の上で手を纏め脚と脚の間に鈴木が体を滑り込ませる
その際暴れないよう少女の脚を鈴木の脚で絡めとる
少女の身体を傷つけないよう川に押し倒す
所謂床ドンと言うものだがこうもピリピリした床ドンがこの世にあるだろうか
あったとしてもその事態は普通とは言えないだろう
取り上げた短刀のようなものを背後に片付け鈴木が口を開く
「さて、頭は冷やせたかな？
･････
口に笑みをたたえながら鈴木は言った
ラッキーカラー
あずきいろ
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木天蓼(プロフ) - みつほさん» ありがとうございます！最近忙しく更新が遅れていますが今後とも何卒よろしくお願いしますね (2020年6月9日 0時) (
レス) id: ff97788898 (このIDを非表示/違反報告)
みつほ(プロフ) - おもしろいです！ワクワクしちゃいます！楽しみにしてますね！ (2020年4月30日 22時) (レス) id: 0b64c54677 (このIDを非表示/違反報告)
木天蓼(プロフ) - アンちゃんさん» ありがとうございます！気長に待っていて下さい！ (2020年2月19日 1時) (レス) id: ff97788898 (このIDを非表示/違反報告)
アンちゃん(プロフ) - 続き楽しみに待ってます!! (2020年2月18日 21時) (レス) id: ed87f9c1d8 (このIDを非表示/違反報告)
木天蓼(プロフ) - harumiさん» ありがとうございます！もう、そう言われちゃうと頑張るしかないですね！更新を出来るだけ早くするように善処しますね！ (2020年1月2日 2時) (レス) id: ff97788898 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：木天蓼 | 作成日時：2019年11月21日 0時
