Misunderstanding (ページ41)

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重｢久しぶりに外で飯食う？｣

｢ん｣

お昼休みに出待ちをしてたのは
しげ。

どうやら一緒にご飯食べたかったらしい

正直もう、色々だるすぎて
嫌々言える訳もなく

＿＿＿＿

重｢定食屋さんでええ？｣

｢それじゃあ、食堂と変わりないじゃん｣

会社を出てすぐの定食屋さんの前

まぁ、おおかた予想はついてたけど

だってしげだし？
そんな、女子が好きそうなカフェとか入るわけないってね

重｢小瀧が来おへんだけで俺はだいぶ変わるけど？｣

｢じゃあ入ろか｣なんて
言って店の中へ入る

ナチュラルに落としてくんのほんとなんなの。

入店するなり大きな声で｢いらっしゃい｣と言われ
空いている席に座る

｢どれにしよかな｣っとメニューを熱心にみるしげに対して
私は特に迷うことも無く決める

しばらくして店員さん呼んで
メニューを頼む

重｢そういや、今日珍しく大人しいな｣

｢いっつも、静かやし。｣

重｢俺普通に断られると思ってたわ｣

｢断っても無理やり連れてくるんでしょ｣

重｢おん｣

ムカつく顔で返事をする

こっちもこっちで学習しましたから。

重｢俺普通に避けられると思ってた｣

｢なんで｣

重｢告白したし｣

｢そんな事で避けたりしない｣

重｢そんな事ってなんやねん｣

ペシッと頭を軽く叩かれる

そんな事はなんか失礼だったな
仮にも好意を持ってくれてるわけだし

｢しげさ、どこがいいわけ？
こんな無愛想で冷たいやつよりもっと明るくていい子見つけなよ｣

顔だっていいし

仕事もできるって聞いた

そんな男なら誰だって付き合いたいと思うんだけど

重｢.......じゃあ、言うてったろか。｣

｢いいよ、そんなの｣

重｢聞いたんそっちやろ。｣

私の言葉なんて無視で｢じゃあ｣なんて口を開ける

重｢まず、

どんなにしんどくても残業しても
ちゃんと仕事終わらせるところ

口悪いくせに人が傷つく事を言わへんところ

愛想悪いとか言うてるけど
笑った顔めっちゃかわええし

冷たい言うけど
感謝とか挨拶とか忘れへんところ.......｣