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「なつかしぃ〜」なんて言いながら
一緒に会社を出る
どうやら学生時代の登下校を思い出してるよう
何だかそれがチクチクいたんでしまう
なんで、4年も音信不通だった相手を家に居候として置こうと思ったのか
今頃になって後悔する
忘れようと必死になってた人なのに
またこうやってあの時みたいに
肩を並べて帰ってる事に違和感しかない
マンションまで来て
自分の部屋に向かう
鍵を差し込みガチャっと開けると
何だか、のんちゃんがそわそわしだす
「お邪魔します」っと小さく呟きながら
部屋に入る
何だか自分以外の人が家に居るって変な感じ
ましては、のんちゃんなら尚更
小「荷物ってどこ置いたらええ??」
「ソファにでも。」
ぽふっと荷物を置けば
またそわそわしだす
何をそんなに緊張してるのか
だいたいの検討は着くけれど
徹夜の頭では何も考えられない
疲労でなにも考えたいとは思わない
「申し訳ないけど、私徹夜で疲れてるから
先寝る。」
「すきにしてて」なんて台詞を言い捨てて
寝室へ行く
何考えてるんだ
いくら昔はよく入り浸ったって言ったって
自分の家で自由にさせるなんて
どこか信頼してるなんて
口が裂けても言えない
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作者名:鮎 | 作成日時:2019年5月25日 18時