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Kside
空も赤くなってきて、そろそろ彷徨うのをやめろ、と告げられた気がした。
藤ヶ谷の家に行って、お母さんに忘れ物をしたと嘘をついて取ってきた唯一の紙袋のお金。
そのお金を持って、俺はまた場所を移して過ごすことにした。
もう、誰と会うことも無く、学校に行く訳でもなく、ずっと、ずっと1人で。
藤『何があっても北山を信じる』
嘘つき、
藤『ずっと一緒だからな』
嫌い、
藤『おい北山!!!何してんだよ?!!』
大嫌い、
***
藤『俺が、ずっとそばにいるから。守るから。』
大好き、っ…
震える手とボロボロこぼれる涙。
平日の昼間で、車通りも少なく、それが余計に俺の涙を煽った。
好きだったのに、思い返したくもない。
裏切られたのか?それとも俺が悪かったのか?
嫌いになれない
北「…バカみてぇ、あー、まじで、」
語彙力なんて欠片もなく、ただ口角を上げてみたりもした。
北「あー、もうホント最悪だ、」
雨まで降ってきた。
ぽっかり空いた穴に何かを埋めることも、塞ぐことも、出来そうになかった。
こんなでっかい穴、どうにか出来るわけないか。
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時