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文化祭
そう書かれた看板。
学校も、生徒も、いつもより一段とはしゃいでる。
藤「すごいねー…」
北「まず何から買おうかな〜っ」
太輔と肩を並べて、門の目の前で幸せを噛み締めた。
北「…というか！」
太輔の耳に口を寄せた。
北「腰痛いんだけど！(ﾎﾞｿｯ)」
藤「だってあれは北山がもっともっとって言うか『ﾊﾞｼｯ!』
太輔の耳元で言った俺とは違って、普通に周りに聞こえる声で言ったから軽く肩パンした。
？「おはよーっ」
その声に、笑顔が消えた。
藤「あっ、玉！」
玉「ガヤさん〜っ」
普通に抱きしめた玉ちゃん。
そっと目を逸らして、2人が離れるのを待った。
玉「今日さ、せっかくだから3人で回らない？」
藤「うん、いいと思う！」
北「…」
玉「いい？北山も！」
北「お、おう！楽しみだなっ…」
藤「とりあえず、早く行こ！」
門のところで眺めてると遅刻しちゃう、そう言って、歩き出した太輔。
今日はいつもよりテンションが高い。
北「はいはい。」
はしゃいでる太輔を見守るように数歩後ろを歩いてる俺のところに来たのは、にこにこ笑顔の玉ちゃん。
玉「ねぇ、北山！」
玉ちゃんの笑顔が、すっと消えた。
玉「あんまり今日は、邪魔しないで欲しいな？」
あまり間を開けずに、俺も微笑んだ。
北「…分かった」
嬉しそうな玉ちゃん。
だけど俺は、悲しみも怒りもなかった。
太輔は俺に沢山愛してると言った。
太輔は、俺を愛してくれてる。
その自信があったから。
そんな優越感に浸りながら、俺は太輔と玉ちゃんの背中を追いかけた。
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです！作者の人物構成がとても面白いですね〜！楽しみに待ってます！応援してます。 (2022年3月13日 10時) (
レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです！ (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです！ (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉森海叶 | 作成日時：2019年1月5日 18時
