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放課後のチャイムがなった。
なのに、なかなか二階堂は来ない。
北「た、す…けて…」
先生は俺にどんどんと詰め寄る。
山下「ダメだよ、もう放課後だよ?
この後誰も保健室に来ねーよ。」
山下「お金もそろそろピンチでしょ?
北山にはこれしかないんだよ。」
先生は、俺の制服に手をかけた。
北「ち、違っ…
俺は、変われる…っ!」
ふっ、と鼻で笑った山下先生は、もう先生ではなかった。
山下「俺がなんで高校の保健の先生になったか知ってる?」
・
山下「困った生徒を、助けるため。」
北「…こういうことして助けてたんですか…?」
山下「ああ。
みんな抜けられなくなって、そのまま未来失って学校辞めてったけど。」
山下「でも北山ほどの俺好みは初めてだよ?
どうせ今まで金もらってたの
どこかの金持ちなおっさんでしょ?
そんなのやめてさ、俺のとこ来いよ。
金は少ないだろうけど、優しくするよ?」
俺は涙目になりながら首を横に振った。
北「もう、嫌なんです…」
ぷつ、ぷつと外されてくボタン。
ボロボロとこぼれる涙。
北「俺の大切な人まで…失いたくないんです…」
山下「大切な人…?はは、笑わせないでよ。
もう失ってんだよ、何もかも。」
対抗する力も残ってなかった。
生理的に出る涙は、止まらない。
北「ふじ、がや…」
失いたく、ない…
『ガチャンッ!!!』
?「まだ、失ってねぇよ…」
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なこ - こんにちは。この小説を読んだものです。藤ヶ谷くんと北山くんに没頭してしまいました。玉森くんと二階堂くんの三角関係がどうなるのか楽しみです!作者の人物構成がとても面白いですね〜!楽しみに待ってます!応援してます。 (2022年3月13日 10時) (レス) @page38 id: 794528905b (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが読みたいです! (2021年8月24日 0時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
藤北ラブ(プロフ) - 続きが見たいです! (2019年11月17日 1時) (レス) id: 2f93b320f2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2019年1月5日 18時