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横尾side
千賀が牛乳を取りに行ってすぐ、俺もコンビニと言って部屋を出た。
二「よこおさーーーーん」
酔っ払いの叫ぶ声が聞こえているが、スルーして足を進めた。
ばーか、財布も持ってないのにコンビニなんか行くかよ。
1人外に出ると、降ってる雪に隠れるように歩き出した。
横「ニカにはまだ、チャンスがあるだろ…」
部屋を見つめてそう言った。
ニカを思ってる人がいることを、俺は知ってる。
折角この部屋割りなんだから、二人きりの空間を作ってやろうと思った。
横「どこまでいい人なんだろーな…俺」
太輔に告げられた言葉は、いつも胸を締め付けていた。
『わた、今日北山と同じ部屋にして欲しい』
『わた、この後俺お風呂北山と行くけど、誰も来させないように伝えてくれる?』
笑顔で頷くが、自然と出てくる嫉妬に物凄く嫌気がさす。
横「俺も早く、気持ち入れ替えないとなー…」
そんな言葉を呟いてかれこれどのくらい経っただろうか。
途方に暮れて歩いたって何も変わらないと分かってたけど、足は止まることを知らなかった。
そして、いつの間にかまた旅館へと戻ってきた。
目は重く、涙がかわいて、鼻は真っ赤に染まり、鼻をズルズルと音を立て、ぐしゃぐしゃな顔になってしまっていた。
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わたたいLOVE(プロフ) - ここからですいません 七匹の捨て猫のパスワード良ければ教えていただえないでしょうか? (2019年6月12日 21時) (レス) id: c070367bc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2018年12月8日 8時