おまけ ページ2
家の目の前まで来た。
懐かしく感じ始めてる風景に、俺は足を止めた。
太輔の服の袖をきゅっと掴む。
北「…太輔…」
またどっかいっちゃいそうで怖い
この家にずっと居ることが出来るか怖い
自分の身を…自分で守れるか分からない
藤「おうち、入ろ」
太輔は何か察したのか、聞くわけでもなく俺の腕を引いた。
鍵を開けて玄関を入っていった。
藤「…おいで。」
靴を脱ぐ前に目の前を遮られたと思ったら、腕を広げた太輔。
俺は静かにその胸に顔をすっと寄せた。
俺から背中に腕を通して包むと、太輔も包み返してきた。
藤「宏光はすぐ顔に出る」
耳に息があたってくすぐったかった。
でも、目から零れそうな涙を抑えようと必死に胸に顔を押し付けた。
藤「俺が守るよ」
北「…」
俺は無言で頷く。
藤「ほら、玄関真っ暗だし、気持ち暗くなるだけだから…」
靴を脱いだ太輔に手を引かれて、俺も靴を脱いで家に上がった。
久々に感じた家のゆったりとした香りと、太輔の甘い香りが鼻をまた、つんとさせた。
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わたたいLOVE(プロフ) - ここからですいません 七匹の捨て猫のパスワード良ければ教えていただえないでしょうか？ (2019年6月12日 21時) (
レス) id: c070367bc2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：玉森海叶 | 作成日時：2018年12月8日 8時
