俺足高校に転校？！４

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サトシ「マジでうるせぇ。俺はやりたくてやってんだよ、同情とか共感とかいらねぇから。」






サトシは、倒れ込んだ私の胸ぐらを掴んだ。







私「『パパとママは、いつも笑ってくれない。
だから、いつか笑ってくれるように、お願いする。』……」






焦りを見せたサトシ。





サトシ「な、なんでお前それ…け、っ、けど、俺っていう根拠はどこにある？！」








動揺するサトシに、チェックメイト、っと言わんばかりの反応をした私。







私「誰がサトシが言った、なんて言った？」









サトシ「……っ……」








胸ぐらを掴む手が一瞬緩んだが、サトシはまたその手を強めた。








サトシ「だから、何だよ…今とは違うって嘲笑いたいのか？昔に戻れって言うのか？」









私「違う、そんな簡単な言葉で、あんたが変われるなんて思ってないよ。」









ただ、ただ……









私「そんなあんたが居たことを、ちゃんと思い出してみなよ。






なんで今の自分があるのか、なんて簡単じゃん。






その手で殺した、大好きなパパとママの『洗脳実験』の、道具だったからだよ。」









私「だから、何が目的でこんなことしてるの、って聞かれたら、アンタの心はこういうね。







『パパとママのため』ってね。






パパとママのせいで、いや。パパとママのおかげで。






その手で、何人もの人を傷つけ、失くし、こうやって、今もなお、踊らされてるんだよ。







大きなパパとママの手で、小さくアンタが動かされてるだけなんだよ。」

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