・ ページ45
次の日。
テストが終わって、みんなで朝まったり登校すると、門をくぐった途端、
担任の先生が駆け寄ってきた。
藤「あれ、先生どしたの？」
俯いたままの先生の顔をのぞき込んだ藤ヶ谷くん。
藤「…泣いてるっ？！」
みんなで確認すれば、ボロボロと涙をこぼしてた。
先生「お前ら〜っ、お前らっ！」
私「先生泣かないでっ！」
先生「校長先生もっ、泣いてらっしゃったぞっっ…！」
北「先生、落ち着いて、どうしたの？」
北山くんは先生をなだめた。
先生「テストっ…」
玉「成績発表三日後じゃないの？」
ふるふると首を横に振った先生。
先生「今言わないとっ…先生三日間寝れないっっ…」
私「わ、わかったよ！今言って？」
宥めつつも、みんな黙り込んだ。
先生は大きく息を吸い込んで、私たちに告げた。
先生「ｸﾞｽｯ…お前らっ…
10位以内入ったぞっ…」
全「「「「「「「「えっ…」」」」」」」」
全「「「「「「「「まじでーーーーっ？！」」」」」」」」
先生「おめでとうっ、ありがとうっ！」
すごい嬉しいんだけど…
先生、座りこまないで…！！
視線がガッツリ集まってるよ…！
なんか私たちでカツアゲしてるように見られない…？！
先生「他の子達もっ…物凄い成績上げてっ…すごく良かったってっ…みんな言っててっ…」
私「そ、そっか、うん、分かったよ…」
先生「今までっ…見下してきたっ…周りの私立の学校よりもっ…平均点上がったらしくってっ…」
宮「へー、良かったじゃん！」
先生「ありがとうっ、ありがとうっ！
図書館でヤンキー追っ払った話も住民の人から聞いたっ…！
お前らはっ…ここの高校のっ…ヒーローだっ…！」
横「大袈裟ですよ、先生。
チャイム鳴ります、急ぎましょ？」
先生、こんな表情するんだ…
腕を引っ張って、先生を立ち上がらせた。
そして、みんなで宥めながら歩き出した。
先生の顔は、満面の笑みと、喜びの涙で溢れてた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 179人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
咲良(プロフ) - 玉森海叶さん» へへへ。僕、知ってますよ。新しいBL作ったの(( 大丈夫ですよー！！忙しいでしょうし無理はしなさらないで下さいっ。はいっ。待ってまーす (2019年6月17日 23時) (
レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 咲良さん» お兄ちゃんの代わり（男装のやつ）も近いうちに更新しますね！今頑張って製作途中です！しばしお待ちを！(*^^*) (2019年6月17日 20時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - き、気づかれました？！続編のストーリーが思い浮かばなく、切ってしまいました(--;)ごめんなさい！これからは他の作品に力をかけて行こうと思います。ぜひ応援よろしくお願いします！ (2019年6月17日 20時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - あれっ？！掃除なくなっちゃったんですか？！あらら...でも面白かったですっ。あの男装？の方も頑張って下さいねっ。 (2019年6月17日 20時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 玉森海叶さん» 絶望感ありましたwうー...僕は藤ヶ谷担なんですが申し訳なく玉ちゃんからでした...///僕が返事する前に覚めてうぁあああぁぁああああってなりましたよw (2019年1月20日 13時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：玉森海叶 | 作成日時：2018年3月31日 15時
