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玉森くんを抱えてリビングに入ると、ソファは倒れ、食べた物も置いたまま、箸は1本床に転がっていた。
そんなことよりも、と、一直線でベッドまで向かい玉森くんをおろした。
真っ赤な顔は、いつものふわふわでも、笑顔でもない、焦りと苦しみの表情を浮かべていた。
おでこに手を当て、熱があることを確認した私は、冷えピタがないかと立ち上がった。
振り返って走り出す私に、玉森くんはすうっと息を吸った。
玉「A…」
微かだけど聞こえた声に、振り返った私を玉森くんの丸い目が見つめて離さなかった。
玉「…ありが、とう…」
そう言った玉森くんの元へ寄って行った私は、同じ目線になるように屈んだ。
私「…私も悪いんだよ
ごめんね、こんなに悪化してるのに気づかなくて」
頭を横に振った玉森くんを見てると、チクッと胸がいたんだ
その時、私は思い出した。
私「今日、バイト…」
あー、なんて小さく反応。
玉「行くよ…大丈夫、誰も来ないし」
へへ、なんて笑った顔を見て、頷く訳にも行かなかった。
私「…私…」
私「私、玉森くんの代わりに行く。」
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咲良(プロフ) - 玉森海叶さん» へへへ。僕、知ってますよ。新しいBL作ったの(( 大丈夫ですよー!!忙しいでしょうし無理はしなさらないで下さいっ。はいっ。待ってまーす (2019年6月17日 23時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 咲良さん» お兄ちゃんの代わり(男装のやつ)も近いうちに更新しますね!今頑張って製作途中です!しばしお待ちを!(*^^*) (2019年6月17日 20時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - き、気づかれました?!続編のストーリーが思い浮かばなく、切ってしまいました(--;)ごめんなさい!これからは他の作品に力をかけて行こうと思います。ぜひ応援よろしくお願いします! (2019年6月17日 20時) (レス) id: 1baf0db4d6 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - あれっ?!掃除なくなっちゃったんですか?!あらら...でも面白かったですっ。あの男装?の方も頑張って下さいねっ。 (2019年6月17日 20時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
咲良(プロフ) - 玉森海叶さん» 絶望感ありましたwうー...僕は藤ヶ谷担なんですが申し訳なく玉ちゃんからでした...///僕が返事する前に覚めてうぁあああぁぁああああってなりましたよw (2019年1月20日 13時) (レス) id: 29a9983703 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2018年3月31日 15時