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鍋の材料を買いに、店の中に入った。
宮「ねぇ、蒼真!これ安いよ!」
私「あ、ホントだ。それ買おっか。」
いつの間にか、宮田さんの前で無理しなくなった。
お兄ちゃんみたいに、強がったりすることもなくただ、素で喋った。
宮「あ、鍋にトマトとか入れる?」
私「うん!いいよ!」
宮「ふふ、蒼真嫌いなのに大丈夫?」
私「ぁ…うん!挑戦あるのみ!」
ガッツポーズをして、笑った。
宮「あ、無理して笑ってない!良かった〜!」
宮田さんの笑顔って、人を幸せにする力があるんだなぁ…なんて気づいた。
店員「お会計、1840円です。」
自分の財布を探っていると、すっと手が伸びた。
トレーに、ぴったりと置いた宮田さん。
私「いいよ払うから…!」
宮「いつも払えってせがんでるじゃん〜。無理しないでいいんだよ?」
せがんでるの…?あの兄貴。
心の中で、宮田さんに何回も謝った。
私「あ、っありがと!」
宮「いえいえ〜。」
レジ袋を全部持っていく宮田さん。
やっぱ、ちょっと変わった人だけど、すっごく優しくていい人じゃん…!
宮田さんがお兄ちゃんでも良かったのになぁ…(´;ω;)
車に荷物を積み終わると、私は助手席に座った。
そして、宮田さんも運転席に座った。
車のエンジンをかけた時。
宮「蒼真!お願いっ!」
私「え?!」
宮田さんが突然私に頭を下げてきて、びっくりして縮こまった。
宮「あのぉ……」
宮「アニメのフィギュアがあるんだけどぉ…そのフィギュア売ってるのって少なくてぇ…そのぉ…売ってるゲームセンターが近くにあってぇ……………ついてきてください!!!」
私「……う、うん…いいよ…?」
ちょっと引き気味になっちゃったけど、別にこれから予定もないし…
宮「ありがとぉぉ!!」
私「う、うん…!」
おもちゃをほしがる子犬に見えたのは、私だけだろうか…
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みく(プロフ) - 玉森海叶さん» はい!セクシー系でお願いします! (2018年1月1日 4時) (レス) id: 3d3212f920 (このIDを非表示/違反報告)
信乃(プロフ) - そうですね、セクシー系がいいです! (2018年1月1日 2時) (レス) id: 6f377a3766 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 夏緒理さん» みっくんも、いろんなジャンルがありますよね!感動系、セクシー系、ダンス系などなど!なんか、みっくんなら、何でも似合いそうです(´˘`*) (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - 信乃さん» おお!藤ヶ谷くん人気!やっぱ、藤ヶ谷くんって王道ですよね!(*^^*)やはり、セクシー系がいいですかね(´∀`*) (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - ちーさん» やっぱり、そう思いますか?!(照)嬉しいです!なんか、自分でも我ながらいいなぁ、とか考えてますね(笑)宮田くんとのイチャイチャ、ほんとに良かったですもんね!BE LOVEも、捨て難いです! (2017年12月31日 23時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年11月19日 23時