お兄ちゃんの代わり。2

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宮「よし、出発！」




車が勢いよく走り出した




私がゆっくりと流れる景色を眺めていると、宮田さんが突然笑い出した。




宮「蒼真、大人しいね(笑)」




私「そ、っ、そうか？」





なんて、ちょっと強めに言ってみた。





宮「でも、無理はしないで欲しいな。」




……





宮「なんか、蒼真がよく絡んでくれるから分かるんだけど、笑った時、頬がぴくぴくしてる。」





宮田さんの声は、真剣だった。






赤信号で車が止まる。




宮「だから、無理はしないで。」





お互いに、目がパチっと合う。







ふふ、って微笑む宮田さんに、不意にもキュンとした。





私「お、おう…！」






これは…






藤ヶ谷さんとは違う優しさ…！






宮「オレ、なんか、今の蒼真も好きなんだ。」






す、っ素直…！






宮「なんて、照れくさいけど。無理してる姿は、あんまり好きじゃないかな。」





私「う、うん…！ありがと…！」





青信号に変わって、二人共外へと視界がうつった。





すっごいいい人…




優しいし、何か自分に素直になれそう…！









宮「あと…」









宮「蒼真の妹って、萌えカワ？それとも、クール？」







私「ふぇっ？！」







も、もえかわ？？




宮「萌キュンキャラだったら、今度連れてきて欲しいなぁ〜〜！！」






え、ええぇ…





私「さ、さぁ…ど、どうなんだろ……」









宮「あんまり本人の前で言えないけどさ、コスプレとかさせたら可愛くない？！」







……み、宮田さん…






途中までめちゃくちゃ良かったのに〜〜(;Д;)

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