お兄ちゃんの代わり。2

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すっげー！！！




所々、とそんな声が響く。





私「……え？」






ダンスレッスンで来たのだが…







私はただ単に、ステップを決めただけ。








横「やっぱ、まだ熱あるんじゃ…？」







ギローっと怪しい視線が集まる。







宮「そもそも、レッスンを嫌っていた蒼真が…」







うそぉん…








蒼真、性格最悪すぎるだろ〜…








二「覚えるのもギリッギリで、リハの時に何度もミスりまくり、マネージャー、スタッフをの困らせ…」








千「挙句の果てに怒られたら、帰る！！って。(笑)」







だからあの兄貴最近帰ってくるの早い時期あったんだ〜(#・ω・)







後でしっかりと LINEを入れておきますよ( ＾∀＾)








玉「なんか今日、俺らよりも覚えんの早くね？！」






ムカつく、ってちっちゃくつぶやく玉森さん。






いや聞こえてますけど？！







私「ﾊ､ﾊﾊ､ﾊﾊﾊ…」







千「え、待って！せんせー。ここの振り付け、分かりませーん。」





私が覚えるのが異常に早く、焦り出す千賀さん。






先生「蒼真に教えてもらえ〜。なんか、今日は蒼真変わってるし(笑)」






男の先生に、ふはははって、大爆笑されてる。







千「なんか、お前に教えてもらうの初めて。いつもなら、逆の立場なのになぁ…(´-3-`)」






ブーブー言ってる千賀さんに、一つ一つ教えた。






私「右足、前で、ここ、難しいけど、こっちの足踏み出す。」






千「ほ、ほぉ……悔しいけど、納得！！ 」






そんな私を見て、またみんなはまたゴニョゴニョと始まる。






横「……蒼真。まだ熱あるだろー！」






北「そーだぞ！なんか、おかしい！おかしいおかしいおかしい！！」






いやいやいやいや…







これくらいで疑われるって事は、蒼真どんな感じだったんだよ……








私「ちょっと、調子良かっただけ。」







双子のくせに、性格も何も180度。








私「ざけんなよ糞兄貴……」






誰にも聞こえない小さな声で、思いっきり吐き出した。

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