34 ページ34
北山side
そっと、窓から覗いた。
こちらを覗く、黒い影。
俺を見つけたかと思うと手を振った。
北「ッチ……マジだ…」
俺はそうつぶやく。
戻る…か。
俺が戻ると、玉と宮は沈黙を交わしていた。
もしかして俺、疑われてる…?
北「わり…トイレ借りた。」
ちょっとベタな感じで、疑われなさそうな答えを返した。
玉「お、おう!」
やっぱり、ニカと同じで俺らのよりを戻そうとしてるのか…?
弟は、そんな無理なことをしてまで、戻そうとしてるのか…?
だったら、余計胸が苦しいよ。
伝えておこう。
言うのは、ツライけど…
北「あと俺はもう、藤ヶ谷と関わる気ないから。」
これでいいんだ。
おれは、扉を閉めた。
部屋は真っ暗。
なんか、そんな姿の方が俺には似合う気がする。
もう、いっそのこと影でもいいのかもしれないな。
守るものも、大切なものもない俺には。
伏せてたスマホをまた戻すと、スマホを耳に当てた。
北「窓、覗いたよ。」
これで、満足か?早く、電話を切ってくれ…
ストーカー「いや、もう1個…
,
家を出てって。」
北「は?……ココを、か?」
ストーカー「あぁ。ジャマモノが居ると、厄介なものでね。」
北「流石にそれは無理。断る。」
俺が頑なに断り、今度こそ、とスマホを耳から離そうとした。
ストーカー「二人のこと、ばらすよ?」
北「……。」
どうもコイツは逆らえない。
北「どうやってここ出てけばいいんだよ。」
ストーカー「適当に理由つけてよ。ほら、藤ヶ谷と抱き合った家にでも帰れば?」
北「ッチ、お前な!」
『プツッ、ツーッ、ツーッ…』
切られた。
帰りたくないけど、帰らなければ玉と宮のことをバラされてもおかしくない。
北「仕方、無い…」
帰る……しかねぇか。
重いため息を吐き出して、体育座りで丸まった。
すると、扉がゆっくりと開いて真っ暗な部屋に光が入ってきた。
この小説に合うsong!
Give me…♪
201人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Kis-My-Ft2」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
玉森海叶(プロフ) - まほままさん» 二人共、やっと真実を知れたのに…のところで、急展開です…!ハラハラの展開を、乗り越えられるのか、見てってくださいね!続き待っててください! (2018年1月3日 19時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - キャーッ、なんだか大変な事になってきましたね( ; ; )二人は大丈夫なのか…とても続きが気になります! (2018年1月3日 19時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
玉森海叶(プロフ) - コメント、ありがとうございます!応援して下さると、感謝でいっぱいです!更新も張りきれます!( ´∀`)これからも、未熟な私の作品をヨロシクお願いしますm(*_ _)m (2018年1月3日 10時) (レス) id: 84e81f6008 (このIDを非表示/違反報告)
まほまま(プロフ) - 玉森海叶サマ、ここもずっと読んでました。なかなかコメ出来なくてゴメンなさい。毎回ドキドキハラハラしながら読ませていただいてます!更新を楽しみにお待ちしていますねー! (2018年1月3日 3時) (レス) id: de2262a235 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:玉森海叶 | 作成日時:2017年10月13日 21時