大好きだから。2

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玉森side

玉「もしもし。」



藤「もしもし…」




いざ通話ボタンを押しても、なかなか口を開けない。







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玉藤「「あのさっ！」」





俺が頑張って口を開いたタイミングが、まさかの一致。






藤「いいよ。玉から先に話して。」






玉「ぁ、うん…あの……さ。」







ダメだ……






言葉が出てこない…







玉「す、っ…と…藤「ストーカーだろ？」





玉「……え？」







知ってたの…？






藤「俺らが喧嘩してる時に、少し…な。あと、何度か電話掛かってきてたり…」








ガヤさんが知ってるなら、話は早い…









玉「じ、ッ実は！！」




熱愛報道とストーカーの関係ことを、話そうと口を大きく開いた時








キタミツの部屋のドアが動いた。





『ｶﾞﾁｬ』





キタミツは、俺を見て口を開いた。







北「誰と、話してるの…？」







顔を歪ませながら、俺らを睨みつける。









『ガヤさんと』なんて言葉は、使えない…








玉「ご、ごめん！やっぱ大丈夫！あ、このあとの仕事？OK。迎えに来て？」








藤「え？たま何言ってるn…」






『ﾋﾟｯ 』








玉「マネージャーからだよ！仕事三昧過ぎてさ〜」







後で、しっかりガヤさんに謝りのメールを入れておかなきゃ…






肝心のキタミツは、そっか、って小さくつぶやいて、トイレに向かった。






ガヤさんにちゃんとしたこと、伝えられなかったなぁ…

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