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side２
ありえない。うそだ。
急いで病院に来て、看護師さんに案内された場所。
ドアに『霊安室』の字。
２「...え？」
分からない。なんで？
１「あの、この2人お願いできますか？」
看「はい、では、205号室でお待ちしています。」
１「お願いします。」
３「ここって、なに？」
２「うそだ。いやだ...いやだ！」
なんで、なんで？？
１「はいるぞ。」
ガチャ
３「...おかあさん？おとおさん？」
１「...」
２「うそだ、うそだょ。」
３「起きて？ねぇ、帰ろうょお母さん？お父さん？
ねぇ、なんで起きないの？いちにぃ！ねぇ、」
１「...ぉきないょ。起きないよ！
もぅ、母さんも父さんも帰ってこない。もぅ俺らしかしいないんだよ。」
いちにぃは泣いていた。
いちにぃの涙を俺は初めて見た。
やっと、わかった。もう。いないんだってこと。
大きなものを失ったことに、今気づいた
涙が止まらない。
１「二郎...さぶ...」
２「うわあぁぁぁぁぁぁぁああ」
３「いやぁぁぁぁぁぁあ」
この日は、俺たちにとって『特別な日』と呼ぶ
理由が一つ増えた。
一つ目は、お母さんとお父さんの結婚記念日
二つ目は...お母さんとお父さんの命日
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作者名：もなか | 作成日時：2018年5月26日 23時
