5人兄弟舞賀家の事情 (ページ13)

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ケンカページ13

side４

ゴホゴホｺﾞﾎｺﾞﾎ…

ずーーっと隣で咳してるごろーくん

『咳大丈夫？？』

５「ははは、大丈夫だよ、ｺﾞﾎｺﾞﾎ」

大丈夫って口では言ってるけど顔赤いし多分大丈夫じゃない。

ごろーくんも多分きずいてる、おれにバレてるってこと。

『今日はお風呂やめといたら？』

５「大丈夫、それに、今日汗かいてるし」

こんなこと言って誤魔化して…

『やめときなよ』

５「大丈夫だって！しろー心配しすぎ笑笑」

また誤魔化そうとしてる

『ほんとにだめだってば！』

５「するさいなー、ほっといてよ！」

ｶﾁﾝｯ

『なら、もういいよ！勝手にすれば！』

ここまで怒るつもりもなかった。

けど、言っちゃった…

ﾊﾞﾀﾝｯ!

部屋からごろーくんが出ていった。

どーしよ、久々にごろーくんとケンカした

あいにくおれは素直になれない性格だから仲直りするにも時間がかかる。

ｺﾝｺﾝ

『…はい、』

３「はいるねー」

ｶﾞﾁｬ、ﾊﾟﾀﾝ

さぶがにこにこしながら入ってきた

『なに、』

３「ケンカー？」

『分かんない』

３「ごろー、いつもより濃い顔して何も言わずに風呂入っちゃった、多分あいつ熱あるよね？」

さぶもきずいてたんだ

『…』

３「で、しろちゃんが入るなって言ってくれたんだ？」

さっきの聞いてたのかな

『…』

３「ありがとね、いちにぃが風呂入るの止めてくれたよ」

『…言ってること違うじゃん、』

３「ふふふ、そぉー？」

何言ってんの？この人

３「ごろーの看病はしろちゃんが担当ね」

…は？

『なにいってんの、ケンカしてっ３「よろしくねー！」

ﾊﾞﾀﾝｯ

まじですか。どーしよ、なんて言えばいんだろ、やっぱ、「ごめん」だよね、

分かってる。それくらい、分かってる。