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象に乗せられムルムルに因果律大聖堂へ案内される。
「神威はお前と一緒に来たがっておったぞ」
「冗談」
「面白い組み合わせじゃがなぁ」
ムルムルがキシシッと笑う。
「あんなストーカー男願い下げだよ」
「果たしてそれで上手くいくかのーーー」
ムルムルの意味深な呟きは私には聞こえなかった。
*/***********
到着するとどうやら私が最後のようだった。
そこは、輪のようになっており、私を含めた12人分の席が用意されていた。
他の参加者たちはシルエットのようになっており、顔などは見えない。
恐らく私も他の人たちからはそのように見えているのだろう。
すると、
「ホゥ」
とXIIの席の人が声を漏らし、
「君が件の…」
とXIの席の人が呟く。
「聞いてるぜ
あの3rdを破った1stだってなぁ」
今度はVIIだ。
!?
隣の神威と目が合う。
神威……?
やけに響く声が
「互いの姿は見えないようになっている」
「ちょうどお前の話をしていたところだよ」
「ようこそ "最初の勝者 1st "」
と言いフッと笑う。
「デウス!」
反射的に叫んだ私を無視して、デウスは話を続けた。
「では」
「全員が揃ったところで早速この『サバイバルゲーム』について説明しよう」
「まず、君たちが所持している『日記』
これは『未来日記』と呼ばれるものだ」
「本来これは君たちが使っていた普通の日記だが」
「時間を歪め90日先の未来が知れるようになっている」
「自分の未来がわかるということだ」
10thが律儀に挙手をして質問する。
「何度かこの日記が勝手に書き変わるのを目撃しているが…?」
「ウム」
「所有者の行動次第で『未来』は変わる」
「まず一番単純なケースを取り上げよう」
───────────
[回避した未来]健康に過ごす
◥
▶【転ぶという日記】
◢
[そのままの未来]怪我が生活に影響する
───────────
「所有者が日記の時点に辿りついたとき、それに反する行動を取れば『未来』は変わる」
「その事後に日記は選択された『未来』に即して"書き換わる"」
おみくじ
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緋月(プロフ) - 応援してます!頑張って下さい! (2019年5月7日 19時) (レス) id: 4ca5b3a12b (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - 陰ながら応援しています。更新頑張ってください! (2018年3月20日 18時) (レス) id: d9598bb933 (このIDを非表示/違反報告)
ナナ(プロフ) - この作品めっちゃ大好きなのでこれからも更新頑張ってくださいね! (2018年2月5日 22時) (レス) id: fed522c1c2 (このIDを非表示/違反報告)
うさこ(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!! (2018年1月7日 17時) (レス) id: 85a22ae82f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:juno | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/6e31f592a01/
作成日時:2018年1月7日 0時