桜の咲く世界から

〜強さの違い〜 ページ32

月葉「へぇー、二人になって強くなったね でも、まだまだだよ」

月葉は二人に余裕の表情を見せる。

晴斗「強すぎる…」

颯「こいつは私が食い止める お前はさららのもとへ向かえ」

晴斗「わかった」

さららのもとへ走る晴斗。

月葉「行かせないよ！」

颯「いや、お前の相手は私だ ここは通さない」

颯は月葉の前に立ちふさがる。

晴斗「さらら、大丈夫？ 今助けるから」

さらら「来ちゃ駄目！」

晴斗「え…？」

止められていた縄が切れ、晴斗へと大量の刀が落ちていく。咄嗟に手を頭に被せる。

いつになっても痛みがない。

晴斗「…血？ 俺のじゃない なら誰の…」

颯「無事…なよう…だな」

晴斗「颯…！？」

晴斗が見つけた血。それは颯から流れる血だった。

晴斗「どうして俺を…」

颯「一度は…言葉を交わした…仲…だからな」

颯は晴斗を嫌っていなかった。それは言葉を交わした仲…友人だったから。

〜最後の言葉〜→←作者から

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あずきいろ

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