変わりたい【ツイステ】 (ページ3)

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「お昼休みなんだゾー！！！」と元気よく出ていくグリムを3人が困った顔をして追いかける。

嗚呼、今日は一緒に食べるの嫌だなあ。

ユ「A行こ？」

『ごめん、今日は4人で食べてて』

残念そうに眉を下げて追いつけるように駆け出して行った。

さて。どこに行こうかな。

.

植物園に着いた。初めて来たが良い雰囲気なので1人になりたくなったら来る事にしよう。

息を軽く吸う。
知らない間に息が浅くなってたみたいだ。
肺に息が入るのが感じられる。

「おい。草食動物。退け。そこは俺の場所だ。」

低く威圧感のある声が鼓膜を揺らす。
レオナさんだ。

サバナクロー寮の寮長。

『すみません』

もうこれ以上はやめにしようと駆け足で植物園を出ていこうとした。

「おい。お前なんで泣いてる」

『え？』

頬を触ってみる。
とめどなく水が流れて手から腕に伝って落ちていく。

『あはは。なんででしょうね。』

低く威圧感のある声が想像以上に私の心に突き刺さって居たみたいだ。

こんなことで泣くなんて。

私も弱くなったもんだ。

嗚呼弱い。
私はすごく弱い。
自分の弱さに腹が立つ。

「来い。女に泣かれると困る。」

女だってバレてたんだ。
確かレオナさんの国は女の人には優しくする風潮があったんだっけ。