【男主】切れない鎖【ヤンデレ】

こんな未来もあったかもしれない ページ43

『水樹…寂しかったんだね』
「お前何言って…」



『そんな泣きそうな顔していたら分かるよ
誰かに愛された事がなかったからどう接していいか分からなくて少し歪んだ表現になっただけ…
ねぇ、水樹』

「…？」





『友達になろ！

１からやり直そうよ』




「なんで…なんでだ！！

俺はお前に酷い事を山ほどしてきた
なのにどうしてそんな事が言える」


『そりゃ水樹のした事は許される事ではないし完璧には許せないかもしれないけど…傷だって痛いし…
だけど失敗は誰にでもあるしそれを繰り返さなきゃ良いんだ

ね？輝も』



「はぁー…Aが言うなら仕方ないな

でも、次はないからな藤本」




「ごめんなさい…ごめんなさいｯ


ありがとうA…輝くん」


ニコりと笑うと泣き笑いの顔を見せた




「あー…えっとA？」

「どうしたの輝？」


「このついであれだけど俺もお前に謝りたい事が…」



『えっなに…！！？』※例の写真を見ました。

『あのー…輝さん？これはどういう…』


「出来心でつい…」


『コラ！！輝ぅうううう！！』

「わあああすいませんでした！」




「ﾌﾟｯ…あっはははは！輝くん君正義ぶってたけど意外と君もゲスい事してたんだね…あっはは！」

「笑うなよ！！」


「あー可笑ｯ…

まあ輝くん頑張りなよ？」

「なっ何を(((ﾎﾞｿｯ「輝くんもAの事好きなんだろ？」何で知って!!？」


「うわっ顔真っ赤まぁ見とけば分かるさ

それにAもお前を…」

「Aが俺をなんだ？」


「ﾌｯなんでもない」

ｽﾀｽﾀ…


『「何処に行く/の水樹？/んだ藤本？」』


「自首するちゃんと罪を償って来る」

『そんな事しなくても僕は』



「俺が嫌なんだ


出たらその時に遊んでくれるか？」




『もちろんだよ水樹、待ってるから』



「ありがとうな」







水樹は笑った
今までで1番綺麗な笑顔で


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これでいいのかって思うけど

ラストスパートです。

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