セーブデータ172 間に合え通過！ ページ49
貴「うおぉぉぉぉぉ！！」
叫びながら全速力で走る。
残り時間はあと何分だ、通過できる人数は？
頭の中がそんなことで埋め尽くされて、さらに私を追い詰める。
ここで通過しなければ送り出してくれた兄貴とティーチャーの期待に答えるつもりはなかったけど答えられない……！！
合格できないかもじゃない、とにかく合格する未来を考えろ！
そう頭の中で連呼するが、すぐに『心配』が頭を埋め尽くす。
あぁ、どうしよう、どうしよう。
貴「はぁ、はぁっ……！」
こんなに追い詰められたのは久しぶりではないか？
いつも楽にこなしていた私に天罰が下ったのだろうか。神様にもっと苦労しろと言われているのか。
しかし、何故今のタイミングなんだ。
出来ればゲームとかやってる時にして欲しかった。こんな所で苦労するなんて、なんかヤダ。
そういうことを考えている暇は無いと心の中で思うが、追い詰められている今、そんなことを考えていないと私は平常を保てない。
貴「なんかもうやだなぁぁぁ！！」
そう叫ぶと、目の前で派手なレーザーのようなものが見えた。
貴「……青山のだ！」
良かった、まだ仲間はいた。
ずっと追い詰められていたからか、仲間がいるという、それだけで安心感を覚える。
しかし、その余韻にずっと浸っていてはいけない。
何としてでもあそこで仲間と合流しなければいけない。
どうやってあのレーザーの元へ最短で行けるか……
貴「よっしゃ行くぜぇぇぇ！！」
頭の中でピンと思いついたことを実行する。
貴「『レオ・ベイカー』セット！！」
identity�垢離譽�をセットし、パペットを取り出す。
唸れ私の肩！！外れても大丈夫だ！！
貴「おらぁぁぁ！！」
精一杯の大声を上げながら、パペットをぶん投げる。
いけるいける！大丈夫だ自分を信じろあのレーザーまで届いてると信じて！
私は投げて少しした頃に、パペットと自分の位置を入れ替える。
入れ替わった後に、フッと浮上感を感じる。
私が投げたパペットの位置は上空だった。
やっべぇ勢いよく投げすぎた。
そのまま下へ落ちていく。
下を向くと、まだ通過していないA組の仲間と、その他モブがいた。位置はビンゴだったっぽい。
貴「リリースゥゥゥ！！？？」
セットしたものをリリースしながら着地する。
貴「私もいるぞ！」
芦「Aまだ通過してなかったの！？」
芦戸に驚かれた、うん。
そういえば叫んでばっか。
The game continues……？→←セーブデータ171 影が1つ
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 177人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウミユリ(プロフ) - ぽくぽさん» 大変返信遅れてしまい申し訳ございません！！(通知こなかった)ありがとうございます！！叫びを糧に頑張って更新しますよォ！\(*°∀°*)/ (2019年8月6日 11時) (
レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
ぽくぽ(プロフ) - わあああああああああああああああああああああ！！！続編おめでとうございますぅぅうううううう！！！！いやぁいつも日課として見させてもらってます！！なんかこっちも嬉しいです！頑張って下さい！応援全力で叫びながらしてます！！← (2019年8月1日 21時) (レス) id: 438a920bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ウミユリ(プロフ) - ぽくぽさん» いえいえ、フォロー待っております(*´ｰ`*) (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
ぽくぽ(プロフ) - 優しい心をお持ちで‥！探してフォローします！わざわざありがとうございます！ (2019年7月21日 23時) (レス) id: 438a920bc0 (このIDを非表示/違反報告)
ウミユリ(プロフ) - ぽくぽさん» 大丈夫です大丈夫ですwまだTwitterやってますよ！今は全然ツイートしてないですが……w(果たしてそれはやっていると言えるのか)Twitterはこちらです('ω')@umisan_1017 (2019年7月21日 23時) (レス) id: 5ed447aa8e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ウミユリ | 作成日時：2019年1月4日 20時
