+性格 ページ2
【性格】
まさに狸。とぼけた顔をしてずる賢い。一部では「狸親父」などと言われている。何も考えていないような顔で大口を開けて笑い、小腹を満たす菓子を片手に職場内を徘徊し、その役職の重さとは反対に気安く部下たちに話しかけ。団長という肩書きに身構えていた者は、その第一印象でハードルが下がって安心し、親しみやすさすら抱くが＿＿それはそれでまた、認識と実際に齟齬が生じる。アクセサリーなどはつけず、制服の気崩しもせず、凡夫そのものの素朴な顔を持ち穏やかな表情で言葉を紡ぐが、彼の言葉の端々からはそこはかとなく圧のようなものが感じられ、時たま向けられる含みのある視線には居心地の悪さを感じてしまう。また、無防備に笑って立っているが、うっかり立場を弁えない発言をしてしまえば一瞬にして細められた目に見下ろされ、こちらの肌と精神をひりつかせることだろう。距離感が近いように見えて実は常に変わらずライン引きがされている。
基本的に立ち振る舞いは「陽気で呑気で若干鬱陶しい、人によって得意不得意が大きく別れるおっさん上司」といった感じ。笑い声が大きくパーソナルスペースが狭く、空気を読めない。ただそれは実際は読�爐甅瓩覆い里任呂覆�読�爐洵瓩覆い世韻如�必要に応じて言葉を慎むことはできるし、行動も相応しいものに変えられる。場の空気にしても、引き締めるところはしっかり引き締められるリーダーであるのだが、その緩急……つまりギャップに恐怖を抱いてしまう者もまあまあの数いるようだ。必要だと思えば相手のやわらかいところを突っつき容赦なく抉るし、圧力だってかける。そうでなければとぼけて笑って見過ごす。必要ならば上の立場の人間にゴマだってするし、靴も舐める。手のひらだってくるくる回す。プライドなんて些細なものなのだ。彼の、�猝榲��瓩料阿砲�いては。
組織の長に相応しく頭が良く回り、豪胆で、視野が広く余裕に満ちている。目先の損得勘定ではなく、もっと長く遠くを見て総合的に自分のためになる行動をするタイプ。また、口も達者で、含みのある言い回しで興味を引かせたり、言葉遊びなどをするのが上手い。単語一つ一つや語気を巧みに操り、こちら側のペースに持ち込むのが十八番。関係ない話を持ち込み、頭の弱いくだらないことを言い、場を乱すのもお手のもの。
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