片翼の悪魔です。問題児達に何故か懐かれました【魔入間】【カルエゴ】

第81話：もしかしてナメられてる？ ページ2

「おはよう、皆」







なんだ、ここ数日の問題児クラスの異様な…





ｻﾌﾞﾛ「A殿！！」


「いやなんで殿」


ﾘｰﾄﾞ「あ、せんせ〜おっはよ〜」


「おいHR中だぞゲームをするな」


ｼﾞｬｽﾞ「せんせー今日はカルエゴ先生と一緒じゃないのー？」


「いつも一緒な訳では無い！」



ｱｶﾞﾚｽ「ふぁあ…」






異様な…………







ｱﾘｽ「おはようございます！」


ｸﾗﾗ「せんせー、朝からツッコミキレッキレ〜」


ｲﾙﾏ「あ、あはは…」



「ああ、入間軍がマトモに見えてきた」


ﾘｰﾄﾞ「せんせー、ここクリア出来ないんだけど」


「知らん！」


ｼﾞｬｽﾞ「なんか言い方がカルエゴ先生に似てきてるよな〜」


ｺﾞｴﾓﾝ「確かにそうでござるな」


ｴﾘｻﾞ「あらあら〜、素敵ね〜」



「……




.





粛にーーー！！！！！！」











異様なまでのナメられようはっ…！！！


これは好かれてるとかそういうのじゃないだろ…！！！









△ △ △



「ってことがあってさぁ…」



ｼﾁﾛｳ「懐かれてるなぁ、Aちゃん」








いいなあ〜なんて呟いているこの男は、バラム・シチロウ。私の幼なじみであり同期。








「どこがいいの！全然良くない！」


ｼﾁﾛｳ「う〜ん…でも、僕は近づくとみんな逃げてっちゃうから…」








時刻は午前10時頃。


選択授業の薬学授業がこの時間はなかった為、私は久しぶりにシチロウの研究室でのんびり寛いでいた


…………サボってた、なんて言わないでくれ。たまの息抜きだからな





両手の人差し指を突き合わせてしゅん、としているシチロウ。可愛いが、今の私にはそんなことを言う余裕などない









「…はぁ。最近の彼らはどうしてしまったんだ」


ｼﾁﾛｳ「慣れたんじゃないのかな、この学校に。あ、あと




Aちゃんとカルエゴくんに？」




「…！！カ、カルエゴのにいたってはみんなの考えすぎでしょ。大体シチロウのことだって呼び捨てしてるし」



ｼﾁﾛｳ「…………(あながち間違ってないような…まあAちゃん昔から鈍感だしなぁ)」



「…なんか、失礼なこと思ってる？」



ｼﾁﾛｳ「いや、別に」








……そういえば










「もうすぐ位階昇級試験か」


ｼﾁﾛｳ「あ、そうだね。処刑玉砲」


「……」









アイツら、あんな調子で昇級試験でいい結果残せるのかな

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