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第5話:特待生と首席 ページ7

「そうはいってもなぁ…今日は研究したいし明日は使い魔召喚の儀があるし…」





叫んでスッキリしたので、お礼に魔植物を創ってシチロウの部屋を後にし、私は廊下をアテもなくフラフラと歩いていた





「ま、そのうち顔出すかな。オペラ先輩にも久しく会ってないし」





独り言をつらつらと述べていると、中庭あたりから何やら爆発音や歓声が聞こえてきた

一体何事だ?と思い小走りで向かうと





生徒「いけいけー!!」


生徒「てめーは虫けら以下だとよ!」


生徒「いいぞもっと罵れ(やれ)ー!」






………本当に何が起こっているんだ






「教諭のルサールカだ。この惨状は一体なんですか」


生徒「特待生と首席が殺し合いしてるんですよ!」


「殺し合い?」


生徒「A卿だ…」


生徒「実物威厳がすげぇ…!」


「それは私が止めなくてはならない、が…」





首席は…名を確認していたしアスモデウス家といえば名家だから知っているが…


イルマ。…入間…どこかで聞いたことのある名前だ


あっ





「あれが例の…」


生徒「そうなんですよ!やばくないですか?」


「まあ…なんとも…」





見事なジャーマンスープレックスだな





直前、近くの女子生徒を守ったようにも見えた。面白い悪魔が我が校に来たものだ

興味が湧いた上、アスモデウスはすっかり伸びてしまっていた。焦る特待生を放っておく訳にも行かない。
2階から重量調整(フラクタル)を使い中庭へと飛び降りた





「大丈夫?」


イルマ「あっ、えっと…先生、ですか!?」


「ああ。…タイマンをしたらしいな。アスモデウスは…ダメか」


イルマ「あ、あの…僕とんでもないことを……」


「話はあとだ、まずは医務室へ行こうか」




流石に入学したばかりの生徒を俵担ぎで運ぶわけに行かないので、アスモデウスには悪いが姫抱きをすることにした

隣では「すごい」と呟く特待生の姿が





「教師にもなればこの位の筋力は当然だ」




しかし…喧嘩を吹っ掛けてきた男の心配をするとはつくづく変わった悪魔だな、などと思いながら医務室のベッドへ彼を下ろす。


イルマ「大丈夫かな…」


「まあ、大した傷はないから大丈夫だろう。……ん?」


イルマ「え?どうしました?」




思うところがあった私は彼の髪をかきあげる。…なんだ、この子は。耳が………まあいい。今は後回しだ。

私は生徒に事情聴取をするべく中庭へ、特待生入間には理事長への報告を頼むことにした。

第6話:不吉→←第4話:入学式の傍ら



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えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» はい!m(_ _)m (2022年6月12日 21時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - 嬉しいです!もし機会があれば私の作品も読んでみてください!駄作者なりに頑張っています! (2022年6月11日 17時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» そうだったのですね!あまり小説書くのは上手ではないですが、占いツクール歴自体は長めなので…もし少しでもお力になれる事があればいつでも聞いてください!^^* (2022年6月11日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - なるほど!私も昨日、小説書き始めたばっかりなので機会があればぜひアドバイスをください! (2022年6月11日 17時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» イルマくんの作品は今回が初めてですね! (2022年6月11日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:えんさん | 作成日時:2022年6月8日 22時

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