第33話：曖昧 ページ35
※いじめ表現があります
ーーーーーーー
「私が死んだのは、それは酷い悪天候の日だったな」
ｲﾙﾏ「…」
曖昧な記憶を手繰り寄せ、私はぽつぽつと言葉を紡いでいく
その間も入間は真剣に聞いてくれていた
思い出したくもないようなバカバカしい記憶ばかりだった。
でも……
——————
ザァァ……
『…雨』
男『おーい！そんなとこ突っ立ってたら風邪ひくぞ！』
『水も滴るいい女』
男『……バカなのか？』
『お前に言われたくない』
男『あァ！？』
——————
全てが楽しくなかった訳ではない
「私はね、昔からどうも女の人との相性が良くなくて。男とばかりつるんでいたな」
ｲﾙﾏ「そうなんですか？」
「ああ、まあな。…だから、そんなくだらない事で虐められるなんて思ってなかったんだよ」
ｲﾙﾏ「えっ、いじめって…」
ーーーーー
女1『ははっ！！まじウケる！写真撮ろうぜ〜』
女2『ちょっと、家畜のくせに何立ってんの？お前は這いずってろや！』
女3『ね〜ちょっと、やりすぎでしょ〜！！！やばすぎ〜！！』
『……』
女1『あ？なんだよ、その目は』
『はぁ。こんなことしか出来ない家畜以下に言われたくないね。そんな暇があるなら痩せる努力すれば？お前らこそ豚みたいだけど』
女1『はぁ！？』
女2『んだとこのクソ女！！』
ーーーーー
「ま、やられっぱなしでいるわけないんだけど」
ｲﾙﾏ「あ、あはは…(先生なら有り得る)」
今思えば、あの頃は何故学校に行かないっていう選択肢がなかったんだろう
体裁を気にする両親の為だったか…？ああ……よく覚えていないな、曖昧すぎる
ｲﾙﾏ「じゃあ、その人達にいじめを受けたせいで…？」
「…ここまで聞けば、そう思うのも無理はない、が。私がそんな事で自 殺するとでも？」
ｲﾙﾏ「いや、しないと思います」
「大正解だ。よく分かっているね」
ｲﾙﾏ「でも、じゃあいじめは関係ないんですか？」
「…直接的な原因ではないだけだ。そうなった経緯はあの女のせいだった」
ｲﾙﾏ「？」
よく分からない、という顔をしている入間
「はぁ。まあ簡単に言えば、不審者に刺されて殺されそうになった女が、私を盾にしたんだ」
ｲﾙﾏ「えっ！？殺っっ……え、じょっ…」
情報量が多すぎてっ…という入間。そうなると思っていた
困る入間を後目に、軽く笑いながら私は魔茶を口にしたのだった
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えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» はい！m(_ _)m (2022年6月12日 21時) (
レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - 嬉しいです！もし機会があれば私の作品も読んでみてください！駄作者なりに頑張っています！ (2022年6月11日 17時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» そうだったのですね！あまり小説書くのは上手ではないですが、占いツクール歴自体は長めなので…もし少しでもお力になれる事があればいつでも聞いてください！^^* (2022年6月11日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - なるほど！私も昨日、小説書き始めたばっかりなので機会があればぜひアドバイスをください！ (2022年6月11日 17時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» イルマくんの作品は今回が初めてですね！ (2022年6月11日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：えんさん | 作成日時：2022年6月8日 22時
