第32話:転生者と転移者 ページ34
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「…まあ、父上から何か聞いたかもしれないけど」
入間の方をちらりと見ながらそう言うと、どうやら本当に父上から一通り聞いているっぽい顔をした。
後で覚えていて下さいよ父上………
入間は、一言も逃すつもりがないのか少し前のめりになって私の話を聞く姿勢を見せている。…何から話すべきか
「…とりあえず、私は転生者だよ」
イルマ「…!!やっぱり、そうだったんですね…!」
「ああ」
やっぱり、って…父上何を話したんだ??
1度もそんなこといった覚えはないはず………って、今はいいか
「私はね、転生と言っても別に赤ちゃん悪魔からやり直したわけじゃない。…人間界の頃はそれはそれはクソな人生を送ったもんだ」
イルマ「…」
「入間も、
イルマ「…僕は両親に身売りされて、おじいちゃんに連れてこられたんです。」
それはそれでかなり問題だろ
いやそっちのが問題だわ
「…身売り……」
イルマ「それより、一体何があって先生はこの世界に来たんですか?」
割とグイグイくるな…
ただ大人しいだけではないらしい。しおらしくしてる奴よりこういうタイプの方が私は好きだけども
何があった、か
「私も、もう100年くらい経つから…あまり覚えていないところもあるな」
イルマ「ひゃ、100年…!?」
「知らなかったか。人間界と魔界では流れる時間が全く違う。魔界の方が時間がゆっくり流れてるんだ。…私が向こうで死んだのは…そうだな、確か人間界の西暦で3000年?ぐらいの頃か」
イルマ「2000年です、2000年」
「1000年間違えたか。じゃあ、2000年ら辺に私は15で死んだんだな」
イルマ「それって、実際は僕と15歳くらいしか変わらないってことですか…!?」
「まあ、人間で換算すればそうなる。……話が逸れた。死んだ理由、だったか」
死んだ理由。記憶を辿れば辿るほどゆっくりと思い出していく嫌な思い出の数々。考えるだけで気分が悪くなる。本当に転生して良かった
「簡単に言えば、殺された」
イルマ「え!?」
「でも、それでは分かりにくいだろうから…」
順を追って説明するとしよう
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えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» はい!m(_ _)m (2022年6月12日 21時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - 嬉しいです!もし機会があれば私の作品も読んでみてください!駄作者なりに頑張っています! (2022年6月11日 17時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» そうだったのですね!あまり小説書くのは上手ではないですが、占いツクール歴自体は長めなので…もし少しでもお力になれる事があればいつでも聞いてください!^^* (2022年6月11日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
霧隠紫音(プロフ) - なるほど!私も昨日、小説書き始めたばっかりなので機会があればぜひアドバイスをください! (2022年6月11日 17時) (レス) id: 3b05bc2eb8 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 霧隠紫音さん» イルマくんの作品は今回が初めてですね! (2022年6月11日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんさん | 作成日時:2022年6月8日 22時