40.お生憎様 ページ42
ゴ「あァ??」
機嫌の悪そうな声を出しながら振り向いたゴロツキ。
その後ろには見覚えのある顔と怪我してる奴らが沢山いて
「…」
ゴ「なんでテメェらがここにいんだよ」
「なんでって言われてもねェ」
そう言いながらゴロツキ共は鳥居のところへズカズカと肩で風を切りながら歩いてきた
この間私達を倒せたからいい気になっているようだ
ゴ「そこどけよコラ、俺たちゃ今から近藤んとこの道場に殴り込みに行くんだよ」
知ってますよ、だからここに来たんだし
とは言わず、無言で睨みつけていると今度はその隣の男が十四郎に近づき
ゴ「ヤロー、テメェらを匿ってたらしいじゃねェか。一体どういうつもりだ!」
そう言ってガンを飛ばしている
土「だから今出てきたって言ってんだろ」
もしもーし、十四郎ー、言ってないよ一言も
きっとゴロツキさん初耳だよー
…まあ、ふざけるのはここまでにしよう
「彼はもう関係ない。手出すなよ」
ゴ「テメェらに関係なくても俺達にはあるんだよ!なんなら近藤やる前にまたテメェらぶちのめしてやろうか!?」
その言葉が発されたと同時に辺りに衝撃が走る
そして目の前で私に殴りかかろうとしていた男がいなくなっていた
「…あらら」
直後、奥の賽銭箱がぶっ壊れた音がした
男はそこで伸びていた
私の隣にいた十四郎が握る木刀には血の跡がちらほら見える
ゴ「て、テメェ…!!」
明らかに怒っている男達
今すぐにでも全員で飛びかかってきそうな勢いだ
「あーあ。私達のことを舐め腐ってたのならお生憎様だね。この前みたいに易々とやられてたまるもんかって話さ」
ざまあみやがれ
この言葉が合図になり、臨戦態勢だった私達は乱闘をはじめた
「せい」
「やあ」
「とう」
気の抜けた声と共に周りの男を一手で打ちのめしていく
やっぱり、あの丸太が効いているようだ
以前より木刀が軽く感じる
心の中でそんな余裕な事を考えながら私は一人一人着実に倒していくのだった
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えんさん(プロフ) - ミカさん» ミカさんありがとうございます!!嬉しいです!^^* 頑張ります!! (2019年9月29日 17時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
ミカ(プロフ) - おもしろいですね!過去回想篇の続きが楽しみです!更新無理せず頑張ってください^^ (2019年9月29日 11時) (レス) id: ee1104400e (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 雷斗 さん» 雷斗さん…よくお分かりになりましたね…!!ありがとうございます!!頑張りますね!^^* (2019年9月23日 23時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
雷斗 - 土方のツンデレがこれから入ってきそうですね笑笑すごい面白いです!これからも頑張ってください! (2019年9月23日 23時) (レス) id: ecb0b24c21 (このIDを非表示/違反報告)
えんさん(プロフ) - 彼岸花さん» わああ!!彼岸花さんありがとうございます!!これからも頑張りますね!! (2019年9月23日 19時) (レス) id: cfaad42937 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:えんさん | 作成日時:2019年9月18日 2時