言ってる意味が分かりません！【土方十四郎】

9.副長がサボり？ ページ11

土方side



土「静かになったな」





喧しい女の声が聞こえてから数分経っただろうか

ザキが様子見に行ったあと、一体どうなったのかはまだ分からなかった






沖「大方、酒乱の雌豚ってところでしょうねィ」


土「いやどういう解釈ゥゥ！？Sも大概にしとけよお前！」






酒乱なんかが真選組来たら自分でしょっぴかれに来てるようなもんだろうが、ったく






近「ま、騒ぎは収まったみてェだし俺は警備してくるからな」


土「おいちょっと待て、頼むからこれ以上余計な仕事増やすなよ近藤さん」





仕事してくるんだから大丈夫だ！、と言い残して近藤さんは心底機嫌良さそうに俺の部屋を後にした

つくづく俺の周りにはマトモなのがいねェ、同じことを何回も思っちまうくらい本当にいねェ、勘弁して欲しい、誰でもいいからコイツらなんとかしてくれ






近「おお！帰ったのかお前ら！お疲れさん」


隊「局長！ありがとうございます！」





ふと、客間の方から近藤さんと隊士の会話が聞こえてきた
いつも通りただの挨拶ならいいんだが今日は何やら違うようだった
柄にもなく仕事をしながら耳を傾けていると







隊「局長、今日って副長非番なんですか？」


近「普通に朝の会議いただろ？いつも通り部屋で仕事してるぞ」


隊「え、じゃああれは一体…まさか副長がサボり…？」






は？俺が？サボり？？
言ってる意味がわからねェ、どういうことだと俺が慌てている横で、明らかに警察の顔ではない笑みを浮かべた総悟が俺の肩に手を置いた






沖「あれれ、副長ともあろうお方がサボりたァどういう了見ですかい土方さん、こりゃ士道不覚悟で切腹ですねィ」


土「テメェが言えたことじゃねェだろ！！」

10.俺の姉貴→←8.何かついてます？

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す