ゲイな春田【武春】3 ページ20
「ん、上がっていいぞ、少し散らかってるかもしれないが...」
スリッパを出しながら、散らかってるかも、た保険を掛ける主任。絶対に散らかってるなんてない。
玄関の時点で超綺麗だもん。俺とは大違い。
「あ、りがとうございます、お邪魔します！」
ぺこ、と頭を下げてから、スリッパを履く。
主任に連れられ、彼の部屋まで付いていく。
「適当に座ってくれ」
こくりと頷き、ホントにいいのかな、と
思いながらソファに腰をかける。
鞄を腕に抱きながら、主任を待つ。
「気楽にしてていいのに、緊張してるか？気にしなくていいぞ」
背広を脱ぎ、こちらへ向かって話しかける武川主任は、本当に優しい。
はい、と頷いてから背広だけは脱ぎ、
鞄はまだ腕の中。
「春田」
「...？はい？」
名前を呼ばれれば、きょと、と首を傾げる。
「ビールでいいか？」
「ん、はい！」
こくりと笑いながら頷く。
主任は、缶ビールを出して、
机の上に2缶置き、俺の隣に腰を掛けた。
いただきます、と缶を開け、1口飲む。
俺はそこまで酒が強くなくて、体にも耐性がほぼ付いていなく、1口だけでほろ酔いの状態だった。
ふわふわとした感覚の中、俺の名前を呼ぶ主任の声が聞こえる。
「...なんれすかぁ...？」
うまく呂律が回らなかった。
ヘラ、と笑ったまま聞けば、頬をむぎゅ、と挟まれ、
「酔うの早すぎだ」
と言われる。
そうですかねぇ？と首を傾げながら、また
ビールを飲む。
「なぁ春田。」
「ん、はぁい？」
「もしも俺が、春田を好きだと言ったら困るか？」
「...？んぇ、主任が、俺のこと...？」
ぐちゃぐちゃとする頭の中で、ゆっくりと
整理をする。
俺が好きな主任が俺のことを好き？
困るわけがない。嬉しい。
横を見ると、心配そうな顔をする主任がいる。
俺は首をふるふると横に振って、
「全然、困んないです、俺も、好き、ですから」
酔っ払いの言葉に説得力なんてないかもしれない。それでも、それでも
俺は、主任が好きだ。
「...本当か？」
こくこく、と頷くと、安堵した表情でそうか、と呟いた。
少し目を逸らしてから、またこちらを見て、
「キスしていいか？」
と聞いてくる主任に、こくりと頷き目をぎゅ、とつむる。
ふに、と唇同士が触れる感触。
こんな優しいキス初めてで、それでも
もっと彼が欲しくなってくる。
唇が離れれば、
少しさみしかった。
それでも、俺の心は幸せで満ちた。
続く (更新停止中)
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無月(プロフ) - 神山紗菜さん» ww (2018年10月13日 8時) (
レス) id: b1c6317aec (このIDを非表示/違反報告)
神山紗菜 - 無月さん» 前はぁっ！？って思ってみてました変態ですすみません← (2018年9月4日 22時) (レス) id: 37e2eacede (このIDを非表示/違反報告)
無月(プロフ) - 神山紗菜さん» ほんとそれwwおしり綺麗やったねえww (2018年9月3日 22時) (レス) id: b1c6317aec (このIDを非表示/違反報告)
神山紗菜 - 無月さん» それな笑なんであんなイケメンなのかが分からない笑そしておしりがきれいっていうねー笑 (2018年9月3日 22時) (レス) id: 37e2eacede (このIDを非表示/違反報告)
無月(プロフ) - 神山紗菜さん» Wケントやばかった...w (2018年9月1日 11時) (レス) id: b1c6317aec (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無月 | 作成日時：2018年5月1日 22時
