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“ 友達 ”か...
今の優には難しいかもな
優「 ...と,友達なら居る!」
シ「 あらら〜,そうなんですか? 驚きましたぁ 誰なんですか? あ,因みにAさんはお友達に含めたら駄目ですよ 」
優「 ッ..... 」
シ「 じゃあ,頑張ってお友達作りしてくださいね〜 」
シノアの言葉に,優の目つきが鋭くなる
優「 グレンの野郎... 俺をもう四年も放置ってどう言うことだよ 」
『 ..... 』
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暫くして,授業の終わりを知らせる
チャイムが鳴る
そのチャイムを合図に,
生徒はどんどん自由行動に移っていく
.....気持ち悪いくらい平和だな
いくら渋谷が日本帝鬼軍の首都で防備が堅いからって,外にはヨハネが溢れてんのに...
シ「 待って♪ 僕ちんもアイス大好きなんだよねぇ〜って,皆んなに声をかけに行ったらどうです?」
優「 何なんだよお前 初対面なのに馴れ馴れしい... 」
シ「 ...グレン中佐は言われてました 貴方達は,子供時代に吸血鬼に家族を皆殺しにされたせいで,他者と触れ合えなくなってしまっている.....と 」
こいつ,人の事ペラペラと...
シ「 仲良くなった後,再び失うのが怖いから だから怖くて怖くて,友達も恋人も...作ることができない 」
いい加減に.....
優「 てめぇ,他人の事勝手にベラベラ喋ってんじゃねぇよ!それよりも,俺を早く吸血鬼殲滅部隊に入れろって中佐に伝えろ 俺にはもう奴らを殺れるだけの力があるってな 」
シ「 ...と,言いだすだろうから,これを渡せと中佐に言われています はい,どうぞ 」
シノアが優に,手紙のようなものを渡す
優はそれを読むと,だんだんと顔が赤くなっていく
...何が書いてあんだ?
『 俺には無いのか...?』
シ「 Aさんには届いていません 多分,必要ないんでしょう 」
あっそ....
あ,優が手紙ぐしゃぐしゃにして,床に投げつけた
優「 どいつもこいつも馬鹿にしやがって!」
『 ....元から馬鹿だからな 』
優「 あぁ゙?」
そう言うところだよ....
?「 きゃあ!」
優「 ! 」
なんだ... 女の声か? いや,男か?
そう思い,後ろを振り返ると如何にもヤンキーみたいな奴らが3人,弱々しい男を見下していた
いじめか....?
今時,そんなもんあるんだな...
シ「 アレを見てのご感想は?」
優『「 平和だな 」』
シ「 ...あれを見てその感想じゃ,当分友達作るのは難しそうですね 」
優「 ..... 」
シノアの言葉に,優が動いた
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百夜(プロフ) - でくのぼうさん» コメントありがとうございます!すみません,気づくのが遅くなり返信も遅くなってしまいますした!これからも,ぜひ楽しみながら読んでくださいね〜! (2018年11月15日 8時) (レス) id: f34efa6a3e (このIDを非表示/違反報告)
でくのぼう(プロフ) - 終わセラの小説あんまり無いから嬉しいです!面白くて主人公好きです!! (2018年10月30日 18時) (レス) id: 241dcc1151 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雨寧 x他1人 | 作成日時:2018年10月13日 20時