第七師団の女性少尉【ゴールデンカムイ】 (ページ5)

今日:1 hit、昨日:4 hit、合計:21,365 hit

4 ページ5

宇「あ、尾形ー」

尾「…何だ」

遠から俺の事を呼ぶ宇佐美の声が聞こえた。コイツは口の両側にホクロがある面白いやつだ←

宇「見かけたから声掛けだけ」

尾「…そうか」

見かけたから声をかけたって何だそれ…まぁ、別にいいが

宇「九重ちゃん可愛いよなー!」

尾「…お前"ちゃん"付は止めろ規律が緩む」

九重少尉のことを"ちゃん"付する奴なんかこいつぐらいだ。上司だぞ

宇「許可貰ってるから大丈夫だよ」

尾「そういう問題じゃ…」

コイツは話が通じねぇな…後でまた言うか

宇佐美が誰か見つけたのか何故か嬉しそうな顔をした。鶴見中尉でも見つけたか？

宇「九重ちゃんー!…っと鯉登少尉」

見つけたのは話をしていた九重少尉だった。後、ボンボン←

鯉「宇佐美上等兵!何だ!九重ちゃんとは!」

宇「アハハ…」

ほら見ろ、俺がさっき言っただろ…九重少尉かあまり面と向かって話をしたことがなかったな

貴『鯉登少尉、そんなに怒ったらダメですよ』

鯉「何故、私が怒られる!」

何かの資料か書類かは知らないが両手に大事そうに持っている。小動物みてぇだな←

尾「九重少尉、何処に行くんですか？」

貴『書類を鶴見中尉の所に見せに行くところです』

俺に書類を見せてニコッと笑う九重少尉。
第七師団には女性は看護師ぐらいしか居ないためあまり免疫がない…普通に可愛い

尾「同行しても？」

貴『面白くないですよ？』ｸｽｯ

同行してもいいらしい。九重少尉はいいんだが…後ろのボンボンは嫌らしい←

鯉「何を言っている!尾形上等兵!九重殿は"私"と行くんだ!」ﾌﾝｯ

ふんぞり帰り九重少尉と二人っきりで行くと自慢げに話すボンボン

貴『ハァ、私は何人で行こうが構いません。尾形上等兵行きましょう』