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2言目 ページ3

五「Aちゃんと話してると時間が一瞬だな〜…」


時計をチラッと見ると長いハリが5時になろうとしている。Aの仕事が終わる時間だ。


店「Aちゃん!5時だから上がんなよー」


貴「…」ペコリッ


Aは五条がいつも買いに来るマヨコーンのパンを渡し、お金を貰うとそそくさと帰りの支度をするために後ろに下がった。


五(…Aちゃんいい子だなー…)



パン屋のエプロンを外してラフな格好で戻ってきたA。五条は時間が合う時にはこうやってAのことを家まで送り届ける。


貴『"お待たせしました"』


Aはいつも持ち歩いている猫ちゃんの携帯式メモ用紙にスラスラと書いている。


五「大丈夫だよ、女の子を1人で帰らせるほど性根は腐ってないから」


ニコニコと笑いながらAとの帰り道を堪能する五条。Aも五条のことは常連さんとして認識している。


貴「!」


するとAは何かを見つけたのか五条の肘をグイグイっと引っ張った。何事かと思った五条だが、何も心配はいらなかった。


伏「先生、ここにいたんですか」


五「やっほー、恵」


Aは呪術高専の生徒がいると教えるために五条の肘をグイグイっと引っ張っていたのだ。こんな可愛らしい伝え方は他にあるだろうか。



伏「…えっと、《お久しぶりです、伏黒です》」


五条の教え子である呪術高専1年生の伏黒は今日に手話を使ってAとコミュニケーションをとっている。



貴『《お久しぶりです、伏黒さん》』ニコッ



五「恵は手話使っちゃだめー」


伏黒は手の形で式神を呼び出すので覚えるのが早かった。五条はAと手話で話すのは自分だけでいいと思っている。



伏「…分かりました」


伏黒は面倒事に巻き込まれるのが嫌なのか五条が言ったことをすんなりと聞き入れた。


貴『"五条さんは学校の方に戻らなくても大丈夫なんですか?"』

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唐墨(プロフ) - りゅうさん» お久しぶりです!コメントありがとうございます!初めての呪術廻戦の小説なので何かと至らぬ点があると思いますが、楽しんで見て貰えたら幸いです.ありがとうございます! (2020年12月6日 19時) (レス) id: 34811314ee (このIDを非表示/違反報告)
りゅう - こんにちは!ご無沙汰しております!呪術良いですよね!唐墨さんの小説で呪術が読めて大変嬉しいです!これからも楽しみにしております! (2020年12月6日 8時) (レス) id: 70aa81165b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:唐墨 | 作成日時:2020年11月23日 2時

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