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○3 ページ3


翔太side



ガチャ



涼「ラウールは?」


「さっき倒れかけて、慌ててベットの上に引っ張って寝かせたけどっ」


涼「落ち着いて。翔太が慌ててどうするの」


「ごめん。
呼びかけても反応無いし、たまに変な呼吸してる
喘鳴だと思うけど」






涼太がごめんねと部屋の電気を付ける





ラ「っふ、はぁはぁ、ぜぇー…げほげほっ、」



涼「吸入しよ」






俺はすぐに薬をセットしてスイッチを押した






マスクを手際よくラウールに付ける






涼「翔太、ラウールのこと前から支えてくれる?」






脱力しきってるラウールが呼吸しやすいように体を起こしたいけど、生憎リクライニングじゃないから






支えるには抱きしめるような形をとるしかない






「うん、ラウールこっちで貰うわ」






こいつ本気で熱すぎんだろ…






涼「一応これ付けさせて」






そう言って涼太が取り付けたのはいつも酸素濃度を測ってるやつ






パチンとラウールの指にはめて確認する







ラ「ぜぇー、ぜぇー…はぁ、はぁっ」


「頑張れ頑張れ、」






ただ俺は早く動く背中を撫でるしか無かった

○4→←○2



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作者名:R | 作成日時:2020年5月11日 19時

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