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○ ページ12
．
｢蓮！起きろって！！学校遅刻すんぞ！｣
部屋のドアの前からそうやって大声で叫んでも、
うんともすんとも言わねえの
俺は家で出来る仕事をメインにしてるから、移動とかはなくて
こうやっていつも蓮を起こしてやってる訳
｢ほーらー、ガチで時間やばいよー｣
笑えないくらいに起きてこない
まあ、あのぐらいの年齢の子は
寝ても寝ても寝足りないんだよな
それは俺も経験済みだし
気持ちはよーくわかるけど
｢おーきーろー！！！！蓮！！｣
遅刻するのは困るから
ガチャっと部屋の中に踏み込む
そこにはやっぱり布団の中に丸まってる蓮がいて
｢兄ちゃん送ってかないからな？自分でさっさと、、｣
そこまで言いかけて
なんかいつもと違う雰囲気を感じ取った
｢蓮、？｣
布団を軽く捲ると
汗を流しながら、眉間に皺を寄せて
はぁはぁと苦しそうにしてる蓮がいた
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作者名：R
| 作成日時：2021年1月5日 13時
