【鬼滅の刃】奥様、今日も素敵です！

奥様、柱と仲良くなるらしい ページ32

〜ＮＯ〜





「あら、もうこんな時間。そろそろお暇(おいとま)するわ。」


「ええっ、もう帰っちゃうの〜？」



「また来いよ！A、お前話が派手に面白い！」




Aが時計を見ながら、立ち上がると甘露寺と宇髄が彼女に声をかけた。


彼らはAが鬼ということを完全に忘れているようで、まるで遠くに住んでいる昔からの友人のように振舞っていた。




「Aさん、冨岡さんはどうやら嫌われている自覚が無いようなので、しっかり自覚させてあげて下さい。」


「俺は嫌われてない。そしてA、(さっき甘味処に行きたいと話していたから)今度甘味処へ行こう」




胡蝶の言葉に、心外というような表情をしながら、冨岡は明らかに言葉足らずな誘いをAに投げかける。




「良いわね。今度一緒に行きましょう！」


「、、、、、、じゃあ僕も行く。」


「俺も一緒に行かせてもらってもいいだろうか！」




時透と煉獄の意見に釣られ、甘味を好む甘露寺や先程まで毒づいていた胡蝶、俺は信用しないと言っておきながら、話の合間合間に笑っていた伊黒までもが賛成の言葉を発し、



「どうせなら、みんなで行きましょうか。」




と言う当事者、Aの意見により、現在ここにいる柱全員で今度全員が珍しく被った非番の日(日曜日)、美味しいと有名な甘味処に行く事になった。

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