呪術高等専門学校 提携管理局警察課【名探偵コナン】【呪術廻戦】

File3.可愛い生徒と喫茶店 ページ9

「あ！！Aせんせー！！」



高専に戻ってきたAに、明るく声をかけたのは彼女の生徒である釘崎野薔薇だった。



「野薔薇、最近はどう？」



「へへ、絶好調！」



「おーい釘崎！」




チワワのように駆け寄ってきた釘崎に近況を聞いたA。



釘崎が答えようとした時、彼女の背後からこれまたAの生徒であり、高専一年生の虎杖と伏黒が近づいてきた。



どうやら釘崎が残り二人組を置いて来たらしく、やれやれと言った表情をしている。




「お、Aせんせーじゃん！」



「…………ちわ。」




ニコニコと屈託のない笑顔の虎杖と、お疲れ様です、と軽く頭を下げる伏黒。



対照的な二人の姿に、Aは思わずくすりと笑った。




「先生、実は私たちこの後お昼食べに行くんですけど、一緒にどうですか？」



「あ、いいわね。私もまだなの。」



「先生も来るの！？やった！！」



「ふふ、奢らないわよ？」



「え！！そんなじゃないって！」




手をブンブンと降って否定する虎杖が子犬のように思えて、やっぱりからかいがいがあるなぁ、と頷くA。




「でも、三人水入らずの所にお邪魔しちゃっていいの？」



「私は全然いい！むしろ嬉しい！」



「俺も俺も！！」



「恵は平気？」



「まぁ、全然平気です。」



「うわ、嬉しいくせに！！」



「A先生大好きなくせに！！」



「「照れちゃってぇ！！」」



「……お前ら一旦黙れ。」

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